好材料
2018.06.25
相場を動かす要因となるものを材料といいます。好材料とは、為替相場の変動要因となる材料のうち、相場が上がる要因のことをいいます。経済指標が市場予想よりよかったことや金利が上がる事などが好材料の代表的な例です。
なお、好材料と同じような言葉に「買い材料」、「押し上げ材料」、「強材料」などがあります。反対に、相場が下がる要因のことを悪材料といいます。
例えば増配、優良企業の買収、研究開発に成功などといったニュースは好材料であり、買い注文を出すきっかけになります。また、為替が円安になると輸出企業にとっては好材料です。
しかし、原材料を海外から輸入している企業にとってはコストが増すため、価格の下落要因となる悪材料になってしまいます。災害時も復興を担う企業にとっては好材料になりますが、被害に遭った企業にとっては悪材料です。このように同じ出来事でも企業によって好材料になったり、悪材料になったりします。
読み方
コウザイリョウ・こうざいりょう
対義語