ハードランディング
2018.07.06
ハードランディングとは、経済の水面下における様々な変化が次第に表面化し、実際の経済活動に影響を及ぼす状態のことをいいます。バブル経済が崩壊するときなどは、歴史的に見て、ハードランディングで終わるケースが多いようです。
ちなみにソフトランディングはこの対義語ではなく、経済が次の成長局面へ円滑に移行する事を指します。
ハードランディングの本来の意味は硬着陸という意味で、航空機が急降下して地面にたたきつけられる様子です。経済用語としては好景気から調整局面へ入るときに景気の悪化が急速に起こった状況を意味します。
なお、バブル景気のように急激すぎる失速によって好景気からいきなり不景気に突入するという場面ではハードランディングではなくクラッシュと呼ばれる場合もあります。急激な景気後退なく経済を安定成長させるソフトランディングは不況を伴わない景気減速なので、経済が過熱気味の際には目指される経済政策です。
しかし、経済は思った通りに運ばないことも多いため、しばしばハードランディングに陥ることがあります。
読み方
ハードランディング・はーどらんでぃんぐ