IBRD
2018.07.19
IBRD(International Bank for Reconstruction and Development、国際復興開発銀行)とは、世界銀行とも呼ばれ、世界各国の援助を行う金融機関をいいます。
IBRDはブレトン・ウッズ協定に端を発して設立された世界銀行グループの中で最も歴史が長い金融機関です。単一機関としては最大の開発資金の融資機関でもあります。
設立当初は資金調達が困難だった加盟国の戦後復興と経済発展のための融資を行っていましたが、復興した現在では開発途上国に融資を行っています。
開発途上国の教育、医療、災害復興、環境などへ融資し、貧困を削減することを目指しています。
また、分析や助言などの融資以外の業務を提供することで持続可能な開発を推進しています。それ以外の業務としては国際開発協会に対する贈与。国際開発協会は国際復興開発銀行からの融資が困難だった国に対し、より緩やかな貸し付け条件で融資を行っている機関です。
融資の原資は市場からの借入や、加盟国からの出資金、貸付金の回収などです。最大の資金源は市場からの借入となっていますが、持続可能な開発を推進することで、貧困をなくすと同時に安定的な利益を得ることができています。
それによって、IBRDは財務の健全性を保ち、市場から低利で資金を調達することができているのです。結果として緩やかな条件での融資を実現できています。
読み方
アイビーアールディ・あいびーあーるでぃ