国際通貨基金
2018.06.23
国際通貨基金は、英語でIMF(International Monetary Fundの略でアイ・エム・エフと読む)と呼ばれます。国際通貨基金は、第二次世界大戦後に国際経済の安定を目指して設立された国連の専門機関をいいます。
国際的な金融秩序を維持するため、第二次世界大戦後に設立された、国際連合管轄の組織です。
IMF協定第1条に規定されており、加盟国が通貨に関して協力し、為替相場の安定を促進することにより国際金融秩序を維持します。また為替制限を撤廃することによって世界貿易の拡大をはかり、経済成長を促進させる目的を担います。
なお、国際通貨基金の資金については、各加盟国からの資金によって運営され、その経済力や貿易規模等を基準にして算出された自国の割当額に従って、出資払込みを行っています。その割当額を「クォータ」と呼びます。
従って、出資額の序列を見るとアメリカや日本などが上位に位置しています。主要な業務は、通貨と為替の安定を目指して経済動向を分析したり、国際収支が悪化して経済が危機的な状況に陥った国に融資を行ったりします。例えば、1997年の韓国通貨危機では国際通貨基金が支援を行い、さらに経済政策について管理しました。
読み方
コクサイツウカキキン・こくさいつうかききん
同意語