市中金利
2018.07.31
金融市場における金利のこと市中金利といい、市中金利とは、金融市場において、金融機関同士がお金の貸し借りをする時に適用される金利のことをいいます。「市場金利」とも呼ばれます。
中央銀行(日本の場合、日本銀行)以外の金融機関によって、市場で適用される標準的な取引レート(市場の資金需給の実勢を反映した金利)であり、日本においては、コールレートやTIBOR(東京銀行間取引金利)、レポレートなど様々な種類があります。
金融市場は、取引期間が1年未満の短期金融市場と、1年以上の長期金融市場に分かれています。短期金融市場には日本銀行以外の銀行同士でやりとりをするインターバンク市場と一般企業が参加するオープン市場が、長期金融市場には株式市場と債券市場があります。
一般に市中金利といった場合、1年以内の短期金利を意味する場合が多く、広義には、スワップ金利や国債の利回りなどの長期金利も含まれます。預金や融資などのレートは、市中金利を基にコストやスプレッドなどが勘案されて決定されることになります。
この中で、インターバンク市場で適用されているものが市中金利で、標準的な貸出金利、預金金利、コールレートおよび手形の割引料率(手形割引)などのことを表しています。資金の需給によって細かく変動するのが特徴です。
読み方
シチュウキンリ・しちゅうきんり
同意語