ノーオファー
2018.07.05
ノーオファーとは、マーケットにおいて、オファー(offer)がないこと、すなわち売り手がいないことをいいます。
これは休日・時間外・週初早朝など取引参加者が非常に少ない時間帯や信用不安などでオファーを出せない状況の時、もしくは予想外の好材料が出て一時的に売り手が引っ込んだりした時などに起ることがあります。
なお、ノーオファーとは逆に買い手がいないことを「No bid(ノービッド)」といいます。
ノーオファーとなる可能性が高いタイミングは、前述した好材料、すなわち通貨の相場が上昇する可能性が限りなく高いと思われる経済指標の発表などを控えているときです。通貨価値が上昇する可能性が高ければ高いほどこのタイミングでの買い手が殺到するため、その結果として売り手がいなくなる可能性もゼロではありません。
しかし、今やFXのトレーダーは世界各国に大勢いますし、取引所も膨大な数を誇ります。また、日本だけでなく世界中で見ると時差という地理的な問題もありますので、マーケットがノーオファーとなることはごくごく稀だといえます。
実際にノーオファーの状態に直面したという経験を持つ人も極めて少数なので、よほどの緊急時でなければ起こることはほとんどないと考えておいて問題はないでしょう。
読み方
ノーオファー・のーおふぁー
対義語