オプション取引
2018.06.16
オプションとは、一定の商品を一定の取引期間内に一定の価格で売買する権利のことをいいます。物品の売買契約と異なり、将来の一定の期日に特定のものを売買する権利を目的とした取引のことを指します。
時間が経過して資金ができたとき、買いたいモノの価格が取引を交わした時点よりも高くなっていれば、権利を行使して契約した金額で買い、モノの価格が取引を交わした時点よりも低くなっていれば、権利は行使せずに現在の値段で買うことができます。
このように将来の時点で購入するかしないかを選択できることから、オプション取引と呼びます。
オプション取引で、買う権利の事を「コール・オプション」といい、売る権利の事を「プット・オプション」、権利を購入する代金のことを「オプションプレミアム」と呼びます。
オプション取引における買い手は、その期日に権利を行使するか放棄するかを選ぶことができます。
たとえば1年後にAを1万円で購入できる権利を500円で購入した場合、買い手はその期日までにAが1万円以上に値上がりしていることを条件として購入すれば得をします。逆に1万円よりも安ければ権利を放棄して損失を500円に抑えられます。
買い手の利益は無限大であるのに対し、損失は最初に支払った金額に限定されています。
読み方
オプショントリヒキ・おぷしょんとりひき