OTC取引
2018.07.19
OTC取引とは、取引の当事者が通貨や数量、価格などの取引条件を決めてから売買を成立させる取引です。1対1で取引を行うことができ、取引が明快で簡単である点がメリットとして挙げられます。
証券会社や銀行などの金融機関等の店頭カウンター(counter)越し(over)に取引を行うことに由来します。
金融商品においては、非上場株式の取引、公社債の取引、外国為替証拠金取引、CFD取引などの相対売買で使われる用語です。
また、相対売買とは、国語辞書では「売り手と買い手が仲介者を入れず、双方の合意によって価格・数量・決済方法などを決めて取引し、売買契約を締結する方法」のことをいいます。
ちなみに、外国為替証拠金取引(FX)には「OTC取引」と「取引所取引」の二つがあり、OTC取引では取り扱い業者(金融機関等)によって、その取引(商品)内容が大きく異なっています。
OTC取引は店頭取引や相対とも呼ばれ、提示された価格で株式や仮想通貨などを取引することが可能です。
FX業者によっては手数料やサービス内容、スプレッドなどに差が生じるケースもあります。トレーダーは投資スタイルに合わせて業者を選ぶことで、業者間の競争が生まれ手数料が安くなることもあります。
デメリットとしては、OTC取引は取引所を介さないため、レートの決定に不透明性があるという点が挙げられます。
読み方
オーティーシートリヒキ・おーてぃーしーとりひき
同意語