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FX用語解説集

持ち高

UPDATE2018.07.10

持ち高とは、売買を行った後、未決済のまま所有している通貨や株などの数量をいいます。市場ではよくポジションという言葉でも表現します。

「買いポジション」または「買い持ち」、逆に「売りポジション」または「売り持ち」といい、また、買いポジションを「ロングポジション」、売りポジションを「ショートポジション」という表現も度々市場で使用します。

外国為替の場合、金融機関は顧客オーダーに対応するために、独自の判断で外貨を一定基準保有しているケースが多いです。顧客が外貨を購入したい場合は金融機関は顧客に外貨を売り渡すが、顧客に売り渡した分は金融機関の持ち高は基準より不足することになります。

ショートは英語で「不足」という意味もあり、ショートポジションという表現が使われています。逆に顧客が外貨を売り渡したいという場合、金融機関は顧客から外貨を買い取り、持ち高は基準より増加します。これをショートの反対の意味でロングという表現が使われています。

持ち高調整という表現もしばしば使用されますが、これは投資家が投資目的で保有している外貨や株を売買してリスクを調整することです。リバランスと言う表現もありますが、これはファンドのポートフォリオ運用において、相場の変動などによって、変化してしまった投資配分の比率バランスを調整することで持ち高調整の一種ともいえます。

株取引においても、FX(外国為替取引)においても、持ち高がなければ利益が発生することはありません。自分の持ち高を常に把握し、動向を確認しておくことは、基本中の基本といえます。

取引の種別が何であれ、持ち高が発生した瞬間から、相場や為替変動による影響を常に受けることになります。こうした各種の影響に対し、必要となる対策を準備しておくことが、利益のためにも、リスク回避のためにも、極めて重要です。

そして、相場や為替レートの変動に伴い、必要に応じて決済し利益や損益を確定させます。常に、適切な持ち高調整に留意し、利益を確保しつつ、損失を最小限にする運用が大切です。

読み方

モチダカ・もちだか

同意語

ポジション

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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