プルーフ・オブ・ワーク
2018.07.28
プルーフ・オブ・ワーク(PoW)は、P2Pネットワークにおける合意を可能にしたコンセンサス・アルゴリズムの1つです。
P2Pネットワークには中央サーバーがなく、端末同士で直接やり取りします。そのため、不正が見えづらいというデメリットがあったのですが、ビットコインではブロックチェーンという仕組みを導入することで、このデメリットを解消しています。
ブロックチェーンはブロックの連鎖であり、ブロックには取引記録がまとめられています。そして、ビットコインでは約10分ごとにブロックが生成されるのですが、もし誰でも自由にブロックを生成できてしまったら簡単に改ざんが行われてしまいます。
そこでビットコインでは、ブロック生成に必要な膨大な計算処理を最初に終えたものにのみブロック生成権を与えているのです。このように多大な労力をかけることで、新たなブロックを生成できるというのがプルーフ・オブ・ワーク(PoW)の基本的な考え方です。
読み方
プルーフオブワーク・ぷるーふおぶわーく
同意語