ニュージーランド準備銀行
2018.07.20
ニュージーランド準備銀行(RBNZ、Reserve Bank of New Zealand)とは、ニュージーランドの中央銀行のことをいいます。
ニュージーランドの中央銀行であるニュージーランド準備銀行は、金融機関の資金取引で最短期間となる翌日物(取引日から翌日まで)金利の水準を、金融調節を通じて特定の水準に誘導します。
なお金融調節とは短期金融市場に大量の資金を供給することによって金利低下を促すことや、市場から余剰資金を吸収することによって金利の上昇を促すことです。
ニュージーランド準備銀行の金融政策であるインフレターゲットは、インフレ率(消費者物価指数の上昇率)が一定の範囲内に収まることを意図しています。
インフレ率を1~3%程度の範囲で安定させることが政策目標となり、ニュージーランドドルの発券管理、金融政策の決定などを行っています。
ちなみに、このインフレターゲットはニュージーランドの隣国であるオーストラリア、さらにはオセアニア全体の情勢にも影響を与えるほどの金融政策です。すなわち、「豪ドル」「NZドル」などのオセアニア通貨自体の変動にも大きく関係してきます。
また、オセアニア通貨は比較的金利が高いほうなので、FX取引でも世界的に人気のある通貨となっています。特に、金利の高いオセアニア通貨と金利の低い日本円などとの通貨ペアは「スワップポイント」で利益が狙えることからも人気が高く、あえて長期保有している方も多い傾向です。
したがって、FX取引においてもニュージーランド準備銀行の動向は軽視できるものではなく、常に注視しておかなければならないとされています。
読み方
ニュージーランドジュンビギンコウ・にゅーじーらんどじゅんびぎんこう
同意語