頭打ち
2018.06.14
頭打ちとは、通貨の価格や相場(株価)が上昇トレンドを描いて順調に上昇していたものが、上昇途上でもみあい(株価が同水準で行ったり来たりすること)に入り、次第に相場の勢いが弱って伸び悩んでくる事をいいます。
大きな上昇を描いた後、利益確定のために売りに入る投資家が多くなる事によって、頭打ちが生じます。
頭打ちには二種類あり、上昇途上でもみあい(株価が同水準で行ったり来たりすること)に入った場合の頭打ちと、相場が大天井をつけた場合の頭打ちがあります。
1つ目の上昇トレンドの途中で保ち合いに入った場合ですが、保ち合いは、相場が小幅な値動きにとどまり上昇するか下降するか分からない状態のことを言います。この保ち合いによる頭打ちであれば、好材料が出た時に再び相場が上昇することもあるので狙い目となります。
そして2つ目は、相場が上昇しきっており好材料が出たとしてもこれ以上の上昇が期待できない場合です。下降トレンドへと転換する前触れでもあります。頭打ちになった時、どちらのケースなのか見極めるのは難しいため、慎重に判断しなくてはなりません。
そのどちらかを判断する基準として株価チャート分析でよく注目されるのが、下値のサポートラインを割らずに、新高値を更新することができるか否かが挙げられます。
読み方
アタマウチ・あたまうち