実現益
2018.07.20
株式やFX、投資信託といった取引では、基本的に購入時点から価格が上昇すれば利益となります。しかし、相場とは常に変動するものですので、一時的に上昇した後で下落に転じ、気がつけば評価損になっていることがあります。
そのため、上昇した局面で決済をすることがポイントです。この価格上昇局面で決済をして確保した利益のことを「実現益」といいます。
実現益は、保有しているポジションを決済する事によって確定した利益のことを指すため「確定益」と呼ぶ事もあります。
これは、外国為替取引をはじめ、株式・債券・投資信託などの有価証券、外貨預金、外貨MMF、先物・オプション取引、CFD取引などの金融取引において、保有期間中に変動する評価益と異なり、実際に換金されて利益が確定されている状態のことをいいます。
これとは対照的に、保有しているポジションを決済する事によって確定した損失のことを、「実現損」あるいは「確定損」といいます。この両方を同時にさす場合には、実現損益と呼びます。
また、決済をするまでの損益状況は、一般的には「含み損」や「含み益」といった呼び方をします。相場はいつ、どんな要因で変動するかわかりません。利益を追求しすぎると価格が下落し、損失を出してしまうことがあるので実現益があるうちに決済するようにしましょう。
読み方
ジツゲンエキ・じつげんえき