投機
2018.07.02
投機とは、価格の変動によって利益を得るための、株式などの有価証券やその他商品の売買取引をいいます。
相場の方向をあまり考慮せず、短期間の価格変動で差益を得る方法を指します。株式投資で言えば株式売買することで、比較的短期間に売買を完了することを前提として用いることが多いです。
「投資」と似ているようですが、「投機」は短期間で売買益を得ることのみを目的とする点が、企業の成長をうながすために資金を投入する「投資」と意味合いが異なります。
株式投資という場合には、買った株を長期間保持して企業からの配当を得たり、企業の業績向上に伴う株価の上昇を待ったりすることも1つの投資手法になりますが、株式投機といった場合には、直ちに売ることを前提に買うという意味合いが強くなります。
投機を行う際はファンダメンタル分析やテクニカル分析をあまり重視せず、ポジションを取ったあとの値動きを予想して取引します。主に、変動が激しい相場で利益を早く確定したいときや、値幅の目安が立てやすいレンジ相場で用いられる方法です。
FXだけでなく、貴金属・穀物・鉱産物など商品の取引を行う際にも使用されます。投機が多く行われると実際の相場とズレが生じてくるため、急激に相場が崩れる要因のひとつです。
読み方
トウキ・とうき
同意語