手詰まり
2018.07.02
手詰まりとは、相場に変化をもたらす材料が特に無く、相場に変化が現れないことをいいます。そのため買いと売りの判断が難しく、注文を出す事が出来ない事から仕掛け難ともいいます。
手詰まりという言葉は個別の通貨についてではなく、相場全体の空気感を指して使われます。「手詰まり感がある」という使い方をされるのが一般的です。
為替相場に影響を与える材料は、物価指数や雇用統計などの経済指標、金融政策、政治の動向などがあります。為替相場なので国内だけでなく海外の動向も関連し、特にアメリカの影響が大きいです。
こうした材料の変動が乏しかったり、新たに発表されても期待したほどでなかったりすると市場の空気は停滞し、売買が控えられて価格は調整局面に入ります。
手詰まり感が解消されるためには、新たに何らかの好材料が出るなどのきっかけが必要です。好材料が出ると、あたかも市場参加者の不満が解消されるかのように、相場が一気に上昇することがあります。
読み方
テヅマリ・てづまり