下値支持線
2018.06.28
相場の変動は常に一定ではありません。例え上昇相場であっても、ある程度価格が上がると利益確定売りがでるために、一時的に下落して押し目を作ります。相場は常にこのような投資家たちの心理によって形成されるので直線的に推移することはほとんどなく、心電図のようにジグザグな形となるのです。
下値支持線とは、「これ以上価格の下落はしにくいだろう」という目安になる線で、一時的に下落した価格同士を直線で結ぶことで形成されます。その価格で反発するということは、「割安だと判断する人が多い」ということを意味するからです。また、下値支持線は、支持線とも呼ばれています。
下値支持線を越えて為替レートが下落する事はあまり無く、もし下値支持線を超えた場合には下降トレンドになることが多いため、相場予測の一つの基準として捉える事ができます。次にその価格帯まで落ちたとしても、また買いが入る確率が高いという理屈で、下げ止まる確率も高いと判断するケースが多いです。
しかし、下値支持線を下回ってしまうと、一転してこのラインが上値抵抗線となってしまうことがあるため、気をつけましょう。
読み方
シタネシジセン・したねしじせん
同意語