東京銀行間取引金利
2018.07.25
東京銀行間取引金利(Tokyo InterBank Offered Rate)とは、正式には「全銀協東京銀行間取引金利」といい、TIBORとも呼ばれます。
公表や算出などの運営は、全銀協東京銀行間取引金利運営機関が執り行っています。2017年7月24日の公表分から透明性を向上させるために東京銀行間取引金利の算出方法を変更しています。
市場において取引が不成立だった場合においても、譲渡性預金や気配値などの取引をもとにリファレンス・バンクがレートを提示するよう変更されています。
各銀行における毎営業日に東京銀行間取引金利は公表されており、同日の午後3時30分以降には全銀協のホームページでも「今月のレート」が公開されています。過去の履歴も全て閲覧可能になっています。
この東京銀行間取引金利には「日本円東京銀行間取引金利」と「ユーロ円東京銀行間取引金利」との2種類があり、「日本円東京銀行間取引金利」は、国内円市場の金利ベースに合わせられています。
一方の「ユーロ円東京銀行間取引金利」はユーロ市場の金利ベースに合わせられていて、それぞれ1週間、1カ月から12ヵ月ものの13種類が公表されています。
ちなみに類似したものとして、ユーロ市場におけるロンドン銀行間出し手レートである「LIBOR」があります。こちらは英国銀行協会が公表しており、国際的な金融取引の際に金利の基準とされています。
読み方
トウキョウギンコウカントリヒキキンリ・とうきょうぎんこうかんとりひききんり
同意語