円安
2018.11.05
円安(Weak Yen)とは、外国為替において円の価値が、円以外の通貨に対して下がることをいいます。例えば、1ドル=95円から1ドル=100円に変動するといった値動きが円安(5円の円安)に当たります。
円は、各国通貨はその時々の経済情勢によって価値が大きく変動し、株式市場にも影響を与えます。1ドル=95円から 1ドル=130円というような円安になった場合、海外で販売された日本製品が、1ドルあたり95円から130円に増加することとなります。このように、円安は日本の輸出産業に潤いをもたらす結果につながるといわれています。
円安が進むと、デフレ基調にある日本国内の物価水準がインフレ基調に転換すると考えられています。
また、米ドルが1ドル=100円から1ドル=110円になると「10円の円安」「円安ドル高」などと呼ばれます。1ドルを購入するのに100円で十分だったのに、円の価値が下がったため110円必要になったと解釈すると分かりやすいでしょう。
円安になると輸出産業にとっては売上が向上し、輸入産業にとっては仕入れ値が高くなります。したがって、円安が進行すると日本の輸出産業の業績向上が見込まれるのです。日本では輸出産業が経済を支えている面が強いため、円安になると好景気に向かい、株式相場も上昇する傾向があります。
読み方
エンヤス・えんやす
同意語
対義語