実需
2018.06.25
実需とは「実際の需要」の略語で、一般的には実際に使用や消費を行う商品等の需要を意味します。
それに対し金融用語としての実需とは、値上がりによる差益や配当金受け取り、また経営参加や長期保有を目的として株を購入し長期保有することを指します。とはいえ、信用取引においては短期で利益を得る目的で買われるケースもあり、これも実需に含まれます。
投機の場合には反対売買を行うために資金が戻ってくるのに対し、実需の場合には反対売買を行わないため資金は戻ってこないことが大きな違いです。
為替取引では、現物市場における買いを「実需」と言うこともあります。この場合、必ずしも長期保有というわけでなく、短期での利ざやを稼ぐことを狙いとするものも含まれています。
さらに、現物市場において買いを行うことを「実需」と呼ぶこともあります。また、実需において購入や消費を行う個人や機関、くわえて加工を行う業者は「実需筋」と呼ばれます。
読み方
ジツジュ・じつじゅ
同意語