年足
2018.07.03
年足とは、相場(値動き)を表現する際に 1年間(その年)の四本値(始値、高値、安値、終値)を使って書かれた足(ローソク足)をいいます。また、1年という期間の中での四本値を使って 1年につき 1本のローソク足(年足)を並べたチャートを「年足チャート」といいます。
一般にローソク足とは一定期間の値動きを「実体」と「ヒゲ」の 2つの部分で表したもので、形がローソクに似ていることからその名が付けられています。これは日本で考案され、1本だけでも組み合わせても(時系列でも)相場(為替・株式・債券・コモディティ等)の動向が読みとれるため、テクニカル(チャート)分析の最も基本的なものとして活用されています。
チャートで過去の価格の動向を把握したり、将来の予想をしたりする上では、ローソク足の見方を学ぶのは必須です。
ローソク足は期間の取り方で名前が変わります。年足は1年間の価格推移をあらわしたものですが、1日単位なら日足、1週間単位なら週足、1月単位なら月足と呼ばれます。1分足や5分足のような、より細かいものもあります。
どのローソク足を使うかという判断は、一般的には投資の期間をどう取るかによって決まります。年単位の長期投資をするなら年足は必須ですが、デイトレードであれば年足を全く使わない人もいるでしょう。
年足は1年間の大まかな価格推移しか分からないため、投資判断をする上では日足や週足、月足などのより細かいローソク足のほか、出来高などの情報を合わせて活用することが大事です。
読み方
ネンアシ・ねんあし