ヒストリカルデータをインポートする方法
MetaTrader5では、FXブローカー等、外部で提供されているヒストリカルデータをインポートすることができます。過去のチャートの検証や、エキスパートアドバイザ (EA) やインディケータのバックテストをよりリアルなデータで行うことができます。
MetaTrader5にて、ヒストリカルデータをインポートする場合、既存データを削除することや、既存データに新たなデータを上書きすることができませんので、新たな銘柄を追加し、データをインポートします。
ヒストリカルデータのインポートの方法は、次の通りです。
まず、チャート上に表示するバーの本数を増やす設定を行います。「ツール」メニューから、「オプション」をクリックします。
①「オプション」ウインドウが表示されましたら、「チャート」タブをクリックします。②「チャートの最大バー数」にて、「Unlimited」を選択し、③「OK」をクリックします。
次に、「表示」メニューから、「銘柄」をクリックします。
「銘柄」ウインドウは、キーボードのCtrl+Uキーでも設定が可能です。
①「銘柄」ウインドウが表示されましたら、「チャートバー」タブをクリックします。②ヒストリカルデータをインポートする銘柄をダブルクリックして選択し、③「カスタム銘柄を作成する」をクリックします。
①「カスタム銘柄」ウインドウが表示されましたら、銘柄名上をダブルクリックし、銘柄名を編集します。ヒストリカルデータをインポートする場合、既存の銘柄とは異なる銘柄名を作成する必要がございます。②編集が完了しましたら、「YES」をクリックします。
「カスタム銘柄」ウインドウを閉じましたら、①銘柄欄の銘柄を前手順で作成した銘柄に変更し、②「バーをインポートする」をクリックします。
「レートをインポートします」画面が表示されましたら、「選択」をクリックし、インポートするデータを選択します。
①「レートをインポートします」画面に選択したデータが表示されましたら、詳細設定を行い、②「YES」をクリックします。
区切り文字 | 項目の区切り文字を設定します。インポートするファイルがcsvファイルの場合、「tab」を選択します。 |
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スキップ | 指定した列や行のデータのインポートを省略します。 |
時差調整 | インポートするデータとの時間のずれを入力します。 |
ティックボリューム | 出来高のデータのインポートを省略します。出来高をインポートする場合チェックを外します。 |
「銘柄」ウインドウにデータが展開されましたら、「OK」をクリックし、ヒストリカルデータのインポートは完了です。
作成したカスタム銘柄の有効設定を行います。①「銘柄」ウインドウの「仕様」タブをクリックし、②作成した銘柄が属するフォルダをクリックします。③フォルダ内の銘柄一覧が表示されましたら、作成した銘柄名上をダブルクリックします。アイコンがグレー色から黄色と青色に変更しましたら、有効設定は完了です。
※カスタム銘柄の有効設定を行わない場合、チャートメニューや、気配値表示ウインドウ、ストラテジーテスターにて、作成したカスタム銘柄が表示されません。