損切りタイミングを理解することがFXで勝ち組になるためのコツ!
FXに関する基礎知識
FXにおいては、損切りタイミングが重要であるとよく言われますが、初心者には理解がしにくいところでもあります。適切な損切りタイミングとはなにか?という問いに対して1つの正解があるわけではありません。損切りタイミングに対する理解は、経験によって蓄積されていくものと言えます。
初心者の方は、経験者の意見から学びとり、勝ち組になるための最短ルートとはなにか?ということを考えながらFXの取引をして経験を積んでいくことが重要になるでしょう。
適切な損切りタイミングを知っておけばFXの常勝組になれるかも!?
損切り設定がとても重要なワケ
FX取引は必ず利益を出せるわけではなく、マイナスに振れた時、いかに素早くロスカットできるかが重要なポイントです。しかし、そもそもどうして損切りをするのかと考える方もいるでしょう。
例えば損切りをしない場合を考えてみましょう。何らかの商品を100円で買いポジションを持ったと仮定すると、逆行した場合は損失が発生します。ここでロスカットをしないという選択肢を取っていたとしたら、損失を被った場合に出口が見つからず、どんどん損失が拡大しやすくなります。
しかし、100円で買いポジションを持ち、1~2円下がったら損切りタイミングとして設定しておけば大切な資金を守ることになります。損切りを決めずにズルズルと取引を行うと、肝心の資金が目減りしてしまい、最初にFX取引を始めた元の資金に戻すのが大変になります。
最適な損切りタイミングは?
FXにおいて、最適な損切りのポイントはどこにあるのでしょうか。まず抑えておきたいのは、絶対的なロスカットポイントは存在しないということです。ただ、適切なポイントという点では、いくつか考えられます。
最も分かりやすいロスカットポイントして挙げられるのが、『直近の最安値を損切りポイントにすること』です。これは自身の考えによる設定ではなく、過去に起きた事実を元に設定しますので、より信頼できるものといえます。
損切りタイミングの注意点
人によっては、20pips逆行したらロスカットといった考え方もありますが、これは望ましくないとも言われています。というのは、相場の変動幅は常に変化をしているからです。
相場の変動幅が変わっているのにロスカットポイントは常に同じというのは、損失拡大の要素をはらんでいます。時間軸によって変動幅が変わるため、ロスカットポイントは固定にせずに損切り幅に合わせてポジションサイズを変更することが適切です。
また、保有しているポジションが下がり始め、設定したロスカットポイントに近づいた際、「いつか価格が戻るかもしれない」という考えからロスカットをしないという選択も、非常に危険です。ポジションが膨らみ、取り返しがつかないほどの損失を被る可能性があります。
さらに、ロスカットができないという方もいるかもしれません。そんな方にオススメなのがトレードの記録をつけることです。
ロスカットを設定していない方やロスカットを流動的に設定している方は、利益額よりも損失額の方が大きくなりがちです。このような状態では、いつまでたってもFX取引で利益を出すことが難しくなりますので、損を切るという行為に対して前向きに取り組むことが大切です。
ワンランク上の取引をするための損切りのタイミングとは?
FXで勝ち続けるには潔い損切りが吉!
FXで着実に利益を積み重ねる人に多く見られるのは、小さな利益を着実に積み重ねるという傾向です。
だからといって、常に確実に利益を掴み続けているのかと言えば、そうではなく、失敗することもあります。そのような場合に、手早く損切りを行うのが勝ち続けている方の傾向として見られます。行動が早い人の場合は、5pipsくらいの動きであったとしても、迷うことなく行動を起こし、正しい方向へと修正できるのが特徴です。
行動センスの良し悪しはあるかもしれませんが、多くの場合は失敗を経験しているからこそできるものだと言えます。FX初心者が最初からこのような行動ができるのかと言えば、そうではないでしょう。マイナス値になってしまえば焦ってしまい、それを取り返すために試行錯誤を繰り返してマイナスを大きくしてしまう場合も多いようです。
また、ポジションが正常値に戻るまで何も行動をしない、含み損がある状態で他の商品への投資タイミングが訪れた時に証拠金を用意できないという状態になることもあります。大きな利益を生み出すチャンスの場合もあり、そのチャンスを生かせないということは結果として損失を生むことになります。
テクニックというよりも経験の差とも言えますが、FXで常勝を目指すのであれば潔い損切りは大変重要です。
適正な損切りタイミングを身につけるには
早めの損切りをすることは、結果として最終的な利益に繋がると言えるものですが、だからといって、浅い考えで損切りを行うのは良いことではありません。どんどん損切りを続けてしまい、証拠金だけが目減りしてしまっては本末転倒です。ここからFXでワンランク上がるためには、損をするかもしれないトレードをしないことがポイントになります。
当然ですが、上がる可能性が高いものだけを選んでエントリーをすれば、それだけプラスになる可能性が高くなります。細心の注意を払ってエントリーをすれば、必然的にマイナスになるリスクが少なくなることが期待できるでしょう。
結局は、経験値が物を言うということになりますが、まずは損切りをするタイミングのルールを作ることも大切です。
ありがちな考え方の一つに『購入した金額の何パーセント下落したら売ってしまう』というものがあります。しかし、それよりは具体的な金額でルールを作っておいた方が分かりやすく、最初の段階でルールを決め、取引をしていく中で、売買をした後の値動きがどうなっているのか、というデータを作成してみることで自身のレベルが向上できるかもしれません。
損失が出た場合は、回復するまで待ち、利益が出た場合は、早めに売って利益を確定しようとする方が多いですが、これでは最終的に相場で勝ち続けることが難しいと言われています。データを元に熟考した取引が、FXの成功への近道になるかもしれません。
スキャルピングの本質を捉えFXで勝ち残りましょう
スキャルピングの基礎知識
ポジションを持っている時間が少ないのが特徴のスキャルピングは、短期トレードを目的にFXをする方にとっては最適な手法と言われており、多くの方が取り組んでいるのではないでしょうか。
一日中、相場とにらめっこができるような時間に余裕がある人なら問題はありませんが、現在では、FX取引を気軽に始められる時代にあり、サラリーマンや主婦の方も多くなっています。
やるべきことが多くある中で、トレードに活用できる時間は無限ではありません。短期のトレードをすることに決めているのに、仕事や家事に追われていては、なかなか集中できず、まさに二兎追うものは一兎も得ずという状態になりがちです。
そこで、スキャルピングというトレード手法に多くの方が注目して取り組んでいます。ご存知の通り、小さな利益を確実に取ろうというのがスキャルピングですが、その語源はアメリカのインディアンから来ており、狩猟民族が行う頭の皮を薄く剥ぐというもので、市場で薄い利益を積み重ねようとするこの行動に、ピッタリと当てはまる言葉といえるでしょう。
日本の取引システムでは、約定が注文通りに行われないスリッページにより、FXブローカーが利益を得るということも可能です。しかし海外のFXブローカーでは、多くの注文を約定させることで手数料を稼ぐため、スリッページがほぼ起こらないという背景があります。
日本のFXブローカーが、意図的にスリッページを起こしているかは定かではなくとも、システム上、不正の問題がない仕組みは意味があります。こうした配慮がある点で、海外FXの投資を行うメリットがあります。
スキャルピングのメリット
短時間の取引を一日の中で繰り返して行うこの手法は、小さな利益といっても簡単なことではありません。スキャルピングを行うその最たる理由は、数十秒から数分後の未来は予測しやすいためです。
例えば、1カ月後の天気や、1年後の天気を予測するのは難しいですが、30分後の天気は想像しやすいですよね?ほんの僅か先の未来の予測は的中しやすく、上昇傾向にある時に買い、薄利でもプラスになったら売って利益を確定させるというのはゲーム感覚で楽しめるものと言えるでしょう。
スキャルピングはこれに注意!
なんといっても欲張らないことが基本です。ローリスク・ローリターンの取引手法になり、決してローリスク・ハイリターンといった夢を追わないことです。相場に「たら」「れば」は禁物で、現実をしっかりと見据えて、着実に小さな利益を勝ち取る行動をすることが大切です。
大切なのは利益の確定で、その後に相場が大きく動いてもう少し待てば利益が上がったとしても、そこには目を向けず、基本を守り、目先の欲にとらわれずに貫くことが、FXで最終的に勝ち残る最も手堅い手段といえます。