スリッページ
2018.06.25
為替相場の変動等により、注文した金額と約定した金額が異なる場合があります。この、実際に発生した発注と約定の差(ズレ)をスリッページと呼びます。為替レートは常に変動を繰り返しているため、必ずしも希望の通りの価格で約定することは出来ません。
スリッページは、相場(レート)が大きく変動した場合(市場が荒れた場合)などに起こるもので、ストップロスオーダーをかけた時には、既に相場はさらに下がってしまっていて、 指定した価格より下がった価格で取引がされてしまうことになります。
自分が目で確認してから実際に注文を出して約定するまでには、若干の時差が生まれ、この時差がスリッページとなって表れるということです。
スリッページは相場の変動(急落や急騰)が激しいときに大きくなりやすいので、このような場面での取引をするときにはスリッページ設定などを利用してリスクの許容範囲を決める必要があります。
相場の変動が激しいときには、100円で発注し、99.80円で約定してしまうこともあります。
ほとんどの証券会社では、スリッページの許容範囲の設定ができるようになっていますので、注文金額を優先して注文したい場合は許容範囲を小さく、逆に約定を優先させたい場合には許容範囲を大きく設定するといいでしょう。
読み方
スリッページ・すりっぺーじ