いつ始めるのがベスト?FXで利益を出す仕組みと利益が狙えるタイミングを解説!
FX初心者のお役立ち情報
FXをやったことがない人がFX投資を始めるのはどんなタイミングが良いのでしょう?円高時にFXを始めるのが良いという意見もありますが、本当なのでしょうか?そういった疑問を持っているため、なかなかFXを始められないという人も多いでしょう。せっかくFXを始めるのであれば、できるだけ有利なタイミングで始めたいと思うのは自然なことです。そこで、FX取引の基本である損益が生じる仕組みを踏まえたうえで、円高・円安とFXを始めるタイミングとの関係と、おすすめのFX開始タイミングについてお伝えします。
FX取引における損益発生の仕組み
FXで利益が出るケースとは?
まず、FX取引ではどんなケースに利益が生じるのかについて、その仕組みを解説します。外貨建て取引は、ある通貨を購入して保有する一方、ある通貨を支払い代金として手放し、その後解約や反対売買を行うことによって取引を完了するのが一般的です。
FXでは、証拠金を預けてその何倍もの取引ができるという特徴がありますが、基本の仕組みは同じです。そして、一連の取引を行う間の為替レートの変動によって為替差益が生じることで、利益を手にすることができる仕組みになっています。
例えば1ドル100円のときに、投資家が円安になることを予想時に1万円の証拠金を入金して証拠金に対する取引金額の倍率であるレバレッジ10倍を選択した場合、最初に日本円1万円を支払って10万円分である1千ドルを購入します。その後、予想通り円安方向に為替レートが振れ1ドル110円となった時に売却すると、売却代金は1千ドルに110円を掛けた11万円となり、差益が1万円生じます。
担保としての性格を有する証拠金の返却1万円とともにこの差益が振り込まれ、合計2万円が手元に戻ってくることになります。その結果、1万円の利益を手にすることができます。
FXで損失が発生するケースとは?
どんな投資でも必ず利益が獲得できるわけではなく、相場の予想を外せば損失を被ることになります。それはFX投資においても同じです。FX投資において損失を被るのは、自分が予想している為替相場の動きと、現実の為替相場の動きが逆になってしまった場合です。
例えば、1ドル100円で投資家が円安を予想し、1万円の証拠金を出してレバレッジ10倍の取引を行った場合において、為替レートが予想に反して円高になり1ドル90円となってしまったときは、1万円の損失を被ることになります。
特筆すべき点は、投資資金として入金した金額は1万円で損失も1万円であることです。レバレッジをかけると投資額以上の損失を被る場合がありますので注意が必要です。
円高でFXを始めるのが有利というのは本当か?
円高になるとFXを始めるタイミングとして注目される理由
円高になるとFXを始めるタイミングとして注目される理由FXを始めるタイミングとしては、円高になったときに始めると良いと言われる場合もあります。円高になるとFXを始めるタイミングとして注目される理由は2つ考えられます。
ひとつ目は、為替レートは景気などと同じように一定のサイクルで円高と円安を繰り返しているため、円高になったら次は円安に反転する可能性が高いからです。
円高のタイミングでドルなどの通貨を購入し、円安に振れた段階で保有していたポジションを解消すれば為替差益が得られることになります。つまり、円高になったということは相場反転するタイミングが近づいているため、為替差益が得やすいという理由で注目されるということです。
2つ目は、円高になるとFXの取引参加者が増加して、為替レートの変動幅が大きくなることがあるからです。FX取引は、為替レートの変動があまり発生せず膠着状態になっているときよりも、為替レートがある程度変動しているほうが利益は得やすいです。
そのため、注目されて取引参加者が増えて売買が活発になることによる為替相場の変動幅の拡大は、FX投資に向いているということになります。
実は円高でも円安でも利益を狙えるのがFXの特徴
FX投資以外にも外貨に投資する選択肢はあります。外貨預金や外貨建てMMFなどが挙げられます。しかし、FXには外貨預金や外貨預金などと決定的に違う特徴があります。それは、手元にない通貨をFX業者から借りて売却し、あとで買い戻すことができる点です。
外貨預金や外貨建てMMFは、最初に日本円を支払って外貨を購入するしか始める方法はありません。そのため、必然的に円高時に買って円安時に売却するパターンしか為替差益を得ることができない取引です。しかし、FXは円安時に外貨を売って円高になったら外貨を買い戻すということもでき、円安から円高に反転する場合でも利益が得られるということです。
FXを始めるタイミングは円高・円安に関わらず早いほうがおすすめ
必ず利益が得られるタイミングなどない
FX投資を始めるタイミングとしては、円高になったときだけでなく円安になったときでも問題ありません。
利益を得るためには、円安であれ円高であれ相場が反転する直前にポジションをとり、実際に相場が反転して利益が十分拡大したらポジションを解消する必要があります。つまり、FX取引を始めるタイミングとしては、相場の反転直前のタイミングが適しているということです。
しかし、相場の反転タイミングを確実に予測することは難しいのが実態です。例えば、10年ぶりの円高水準になり、円安への反転期待が高まったとしてFX取引を始めたとしても、その後予想に反して20年ぶりの円高水準まで円高が進んで大きな損失を抱えることになる可能性はあります。
FXを始めるタイミングとして、「必ず」利益が確保できるタイミングを選択することは無理だと考えたほうが良いでしょう。
FXを早く始めることによってその分知識と経験を蓄積できる
FXを始める時期として、絶対に利益を確保できるタイミングはないとすれば、いつ始めても関係ないと考えることもできます。しかし、いつでも良いからこそ、できるだけ早くFXを始めることをおすすめします。
その理由は、早く始めれば、FX取引の上達も始めた分だけ早くなるからです。どんな投資でもそうですが、投資で利益を得るためには一定の経験と知識が必要となります。実際に相場の反転のタイミングを実感するといった経験を積み重ねることによって、相場反転の時期の予測精度は向上するでしょう。
また、知識を蓄積することによって、さまざまな状況に応じた適切な取引手法を適用できるようになるはずです。FXを始める段階においては、最初の取引で利益を確保することを重視するのではなく、無理のない金額で投資をして経験や知識を蓄積することを重視するのがおすすめです。
国内FXだけでなく海外FXにも早めに挑戦しよう
FX投資を始めるタイミングを考える場合、確実に利益を確保することにこだわってしまうと、相場反転のタイミングを正確に予測することが求められてしまいます。しかし、相場反転のタイミングを正確に予測することは投資初心者に限らずプロであっても難しいことです。
そのため、FX投資を始めるタイミングは早く始めて経験や知識を積むことが大切だと理解しておくと良いでしょう。この考え方は、国内FXだけやっている人が海外FXに挑戦する場合にも当てはまります。
海外FXは国内FXにはない魅力的な特徴がいくつかありますので、挑戦したいと思っている人もいるでしょう。しかし、確実に海外FXが儲かるタイミングは存在しませんので、できるだけ早く挑戦して取引を積み重ね、経験と知識の蓄積時期を早めることをおすすめします。