FX初心者でも着実に稼ぐ!損をしないためのスキャルピングトレード入門
FXに関する基礎知識
FX初心者はよく取引の手法やポイントがよくわからずに進めて損をしてしまいやすいものですが、その手法の1つにスキャルピングがあります。スキャルピングトレードとは一体どういうものなのかをきちんと理解していないままだと、あっという間に損失が出てしまうという事態になりかねません。きちんとリスクヘッジを考えながら着実に利益を獲得するためにも、まずはスキャルピングトレードとは一体どういうトレードなのか、どんな特徴やメリットがあるものなのかは基本として押さえておくべきでしょう。初心者だからこそ把握しておいたほうがいいスキャルピングトレードの基本ポイントもあるので確認してみてください。
初心者が知るべきスキャルピングトレードの基礎知識
スキャルピングトレードとは一体?
スキャルピングトレードとは、FXトレードの手法の1つであり、デイトレーダーに人気の高い取引方法として知られています。スキャルピングは元々、インディアンが風習として行っていた頭の皮を薄く剥く行為を指す言葉で、FXでは市場から薄い利益を剥ぎ取る方法に当てはめられているのが特徴です。
単に利益を少なく得る方法というわけではなく、相場が動く最小の時間単位で確実に利益を薄く獲得する、というスタンスになります。
いわゆる超短期取引なので、長期取引や他の短期取引よりも結果がすぐ出やすく、利益を獲得できるまでの時間が短くて済むので、初心者でも始めやすいFX取引だといえるでしょう。
どれくらい短い時間で取引ができるのか
超短期取引として名高いスキャルピングトレードですが、短くて数秒、長くても数分間が基本となります。
一度きりの取引のみで得られる利益は小さいので、その短い時間のスキャルピングトレードを何度も行ったり、他の取引方法と組み合わせながら利用したりするという方法になるでしょう。一度の取引にかかる時間自体はとても短いので、取引中はどんな風にレート変動が起こるのかを気にし続けなければならないといったような問題はありません。
数秒から数分で利益が確定してしまう分、より慎重な判断が求められるという側面もあります。しかし、取引のポイントを押さえながらであれば、損ばかりしてしまう事態は十分に避けられます。
スキャルピングトレードの取引としての特性
他の取引よりもレバレッジが大きい
超短期取引なので、他の取引よりもレバレッジが大きいというのがスキャルピングトレードの大きな特徴です。時間が短い分、大きなレート変動は起こりにくいので、利益を得られてもどうしても薄利になりやすいという特徴を持ちます。しかし、レバレッジをかけて取引をすることで、利益を膨らませることが可能です。
国内FXはレバレッジ規制が厳しいので利益はあまり期待できないですが、海外FXなら大きなレバレッジで取引ができます。薄利といわれるスキャルピングトレードでもより稼ぎやすくするための仕組みが整っているので安心です。
ボラティリティは基本的に小さい
スキャルピングトレードは、時間が短いのに完結するからこそ、ボラティリティが小さいという一面も持っています。もちろん、市場が大きく動いている状況であれば、急上昇したり、急降下したりすることもあるので例外もあるのは確かです。しかし、スキャルピングトレードの特性上、基本的には短時間で価格変動は起こりにくいと考えていいでしょう。
ボラティリティが小さいということは、大きな利益を見込めないという見方もできますが、その分だけ大きな損失を出すリスクが低いのもまた事実です。それゆえに、トレードの方法やコツに関する知識さえあるのなら、初心者でも取引がしやすいといえます。
ボラティリティの低い相場とレンジ相場向き
あえてボラティリティの高いときを狙った取引の仕方もできますが、安定して稼ぎ続けたいのであれば、ボラティリティが低い相場やレンジ相場がスキャルピングトレードには向いています。
リスクヘッジを考えるのであれば、ボラティリティが低い、つまり価格変動の振り幅が大きくないほうが、大きな損失を出してしまう可能性は低いです。ただ、スキャルピングトレードをするのなら、価格の上下を繰り返すようなレンジ相場を意識することも大切なので覚えておきましょう。
レンジ相場は値動きが激しいので一見すると難しいと思うかもしれませんが、一定時間の値動きを予測しやすいという特徴を持ちます。そのため、取引タイミングの見極めがしやすいです。
初心者でもできるスキャルピングの基本テクニック
ストップの値は途中で変えない
FX初心者がストップの値を途中で変えてしまうことで損失を出してしまうケースが非常に多いです。スキャルピングトレードで上手に取引をしていきたいのであれば、ストップの値は途中で変えないのが鉄則になります。
なぜ途中で変更するという考えに至ってしまうかですが、安易な予測に起因しているケースが多いです。
利幅が小さいという特徴から、初心者の多くは狭いストップで取引を始めるのですが、相場反転が続き、ストップに相場が近づくことで「この後に反転が起こるだろう」という根拠のない憶測から途中からストップの値を深めにしてしまいます。ここでたまたま利益を得られると、ストップを置いたほうが負けると勘違いしてしまうのです。
スキャルピングトレードはストップを最初から広く置くのが基本であり、それが安定した取引にもつながりますから注意しておきましょう。
エントリーポイントの見極めをする
スキャルピングトレードに限ったことではありませんが、相場は一方的に動く瞬間というものがあります。そこで上手くエントリーすることで、取引をより確実なものにできますし、取引の仕方次第ではスキャルピングトレードでも利幅をある程度は膨らませることも可能です。
損失を出さないための対策としても有効的な手段ですし、エントリーポイントの見極めはきちんと行っていきましょう。
安易な予測だけではエントリーしてしまうと、状況がよくわからないまま損失を出してしまう事態になりかねません。今はトレンドが発生しているのか、レンジ相場を形成している瞬間なのかなど、状況の分析をきちんとした上でエントリーポイントを決定していくといいでしょう。
経済指標発表時のタイミングを狙う
経済指標発表時のタイミングを狙うようにすれば、より有効的なスキャルピングトレードが可能になります。もちろん安定的に利益を得続けたいのであれば、それ以外の通常の取引も合わせて行っていくべきですが、プラスアルファとして取り入れるとより収益を得るのに役立つでしょう。
普段であれば値動きの予測は容易ではありませんが、経済指標発表時であれば、ある程度の予測はしやすくなります。発表後にはボラティリティ―が大きくなるので、それに合わせて予測し、エントリーをすることで利益を得やすくなるので、チャンスとして活かすべきタイミングだといえます。
時間制限と損切りのポイントを間違えない
スキャルピングトレードは超短期取引ですから、ある程度の時間制限を設けるのが無難な方法です。超短期取引を繰り返し行えるのがスキャルピングトレードの魅力ではありますが、回数を重ねたり、時間が長引いたりするほど判断力は鈍っていきますし、損失を出す確率も上がっていってしまいます。
だからこそ、時間制限を設けることは非常に重要であると考えたほうがいいでしょう。ただ、時間制限を設ける場合、その時間帯や時間の長さに関しては間違えないようにすることが大切です。価格は変動し続けるものですから、状況に合わせて制限を設けるといいでしょう。
また、必ずしも取引が順調に続けられるとは限らないですから、損切りのポイントも非常に重要となります。もったいないと感じても、損失が膨らんでしまう前の段階で予測して、できる限り早い段階で切り捨ててしまうのがベストです。
まとめ
スキャルピングトレードは数秒から数分程度というとても短い時間で取引を完了できる魅力的なFX手法の1つです。一度の取引で得られる利益は少なくても、ローリスクで初心者でも参入しやすいという特徴を持ち合わせています。
しかし、FX取引である以上、誰もが簡単に稼げるわけではなく、スキャルピングトレードの特性や取引のポイントをきちんと把握しておかなければなりません。
スキャルピングトレードで比較的安定して稼ぎ続けるためには、どんな取引の仕方が正しいのかについて知っておく必要があります。また、相場が今どんな状況で、今後どのように変動していきそうなのかを冷静に見極められる判断力も欠かせない要素です。その上で、紹介した基本的なテクニックを駆使して、着実に利益を獲得していきましょう。