海外FXの危険性は?ブローカー選びや口座開設で知っておくべきポイント
海外FXに関する基本知識
海外FXで詐欺にあったという被害報告が多く出ていますが、中には優良なブローカーも存在しますので、国内FXしか選択肢として考えないというのは、もったいないことです。海外FXで取引をしたほうが、レバレッジ対策、税金対策などの面で国内FXよりもはるかに大きな利益を出せる可能性があります。
ここでは、安全に海外FXで取引をするために知っておくと良いポイントについて紹介します。海外FXにはメリットもデメリットもあるので、特徴を十分に理解して、メリットを最大限に引き出すやり方で取引をすることが重要です。
FXの海外口座は危険!?安全に利用するための方法とは
安易に開設しないことが大切!被害に遭わないためには慎重にブローカー選びを!
海外FXに限らず、投資を行う上で大切なのは安易に行動を起こさないことです。ブローカー選びはもちろん、安心だと確信できるまでは口座開設を行わないようにしましょう。
世界中にあるFXブローカーの中には、悪質なブローカーも混ざっているのが現状です。そのようなブローカーに引っかかってしまった場合、取引の勝ち負けに限らず、損をしてしまう可能性があるので注意が必要になります。
海外口座選びでは、広告やその他の情報に信憑性があることを確かめることが大切です。どうしても選びにくいということであれば、海外FXトレーダーならどなたでも知っているような大手の会社で海外口座を開設することをおすすめします。
また、複数のブローカーからの被害に遭わないためにも、最初は1社に絞ったほうが無難です。金融ライセンスを保持しているかどうかも判断の基準になります。海外FXではキャンペーンやボーナスが魅力的になっていることが多いですが、甘い言葉に引っかからないように、慎重に選んでいきましょう。
問題がなければ、国内FXよりもはるかに稼げる環境を確保できるので、トラブルを避けてたくさん稼げるようにするためにも徹底的に対策を行ってみてください。
気軽な投資は身を滅ぼす!?最初は大きな取引をしない!
海外FXを始めたからには早くトレードを行ってみたいかもしれませんが、明らかに有名な大手FXブローカーでない限りは、慎重に行動をするように心掛けましょう。
開設した海外口座がきちんと安全性に長けている所であれば、そのまま利用しても問題はありませんが、まだ確証がないのなら、気軽に投資しないことが大切です。特に、最初の時点では大金を入金したり、大きな取引を行ったりしないようにしましょう。
悪質なブローカーは、顧客から入金された額をそのまま持ち逃げ、出金申請しても受け答えがなかったり、対応してもらえなかったりといったケースが大半ですが、中にはもっと卑劣なブローカーも存在します。最初は適度に勝たせておき、急に大負けさせて架空請求を要求するケースです。
卑劣な悪質ブローカーに引っかかってしまうと大きなトラブルに発展してしまうだけではなく、身を滅ぼしてしまいます。このようなリスクを踏まえた上で、最初はどのくらい投資するのか、どのくらいでポジションを取るのかをしっかりと見極めてみてください。
悪質ブローカーに引っかかりさえしなければ、国内FXよりも優良なブローカーも存在し、大きく稼げる可能性があるのが海外FXです。本来、考える必要のないリスクを排除した上で円滑な取引に臨んでいきましょう。
海外FXのために法人開設をするメリットって何?
節税対策になる!?法人開設だからこそ得られる魅力とは
法人開設をすると、会社設立費用、社会保険料の支払い義務といったコストがかかりますが、FX海外口座で大金を稼いでいるトレーダーにとっては、これ以上の節税対策はありません。
個人が支払う所得税率は、利益によって変動しますが、最大で50%にもなってしまいます。2000万円の年間利益だとしたら、そのうち1000万円は全て税金として支払わなければならないということです。
その点、法人であれば、年間800万円以上なら一律で25.5%なので、同じく2000万円稼いだとしても、税金は510万円になります。単純な計算になりますが、490万円の差額が出るほどの収入を得ているトレーダーは、節税のために法人化したほうがいいということです。
個人事業主とは違い、FXで上げた利益は会社の資金になるため、自由に使うことはできなくなってしまいますが、総合的なメリットで考えてみれば、法人のほうが明らかに優位だと言えるでしょう。利益が膨らみ続けたことが原因で税率が上がり、対策に困っているというトレーダーは検討してみてください。
レバレッジ対策に最適!社会的な信用やステータスも得られる?
海外FXで取引を行うために法人化をするメリットは、税金対策以外にもあります。まず、挙げられるのはレバレッジです。
日本国内では既にレバレッジ規制が行われており、それが原因で海外に移行したトレーダーは多いですが、今後は海外でも規制が行われないとも限りません。その際に法人であれば、レバレッジ規制が緩いままである可能性は高いので、もしそのような事態が起こったとしても、問題なく取引を続けることが可能です。
海外FXと国内FXを併用したいというトレーダーは多いですが、法人化しておけば海外と国内の両方でメリットが受けられます。
また、稼いでいる専属トレーダーでも、世間ではネオニートと言われ、立派な社会人としては認められない傾向にあります。中には、定職についていても、ニートと差はないと考える方が多いのは確かです。
法人化しておけば、会社を持っているということになりますから、そのような偏見から脱却でき、社会的な信用を得ることも可能になります。社長というステータスを活かせる場面も増えるため、FXの取引を円滑にするだけではなく、ご自身の社会的立場を変えていく上でも大いに役立つでしょう。
FX海外口座の開設前に知っておこう!円口座とドル口座では何が違う?
為替手数料の有無!?円高か円安かでもどちらがお得かの判断は変わる!
FXの海外口座を開く際、最初の段階で円口座、あるいはドル口座のどちらを選ぶのかを決めることになります。ユーロなどの口座を用意している海外FXサイトもありますが、特徴自体については、ドル口座と大差はないと考えていいでしょう。
まず、円口座にする最大のメリットは入出金の際に為替手数料がかからないという点です。ツールなどでの表示も円のままなので、どれくらいの資金があるのか確認しやすいため、初めて海外口座を開設する場合には混乱も避けることができるでしょう。投資後や取引後に円高へと値動きがあれば、資金が増えるというメリットもあります。
対して、ドル口座は円安へと動けば、資金が増えるのが特徴です。円口座とは違い、入出金の際には両替が必要となるので、当然ながら為替手数料もかかってきます。海外旅行を積極的に行う方や海外在住の方、つまり、ドルをそのまま使う機会がある方にとっては、このことはデメリットにならないかもしれません。
どちらのメリットが魅力的なのかは人によって違うと考えられます。自分に合っている、かつ、よりお得になるだろうと思う方を慎重に選んでいくことをおすすめします。
円口座とドル口座!結局どちらのほうがいいの?
FXの海外口座を開設する際に選ぶ円口座とドル口座は、結論から言えば、どちらのほうが特に秀でているということはありません。ただ、選ぶ基準としてはいくつかあります。
最初に挙げておくべきなのは、やはり為替手数料の有無です。
ドル口座へ円を入金、また出金をする時、1000円に対して5円~10円程度の手数料がかかってしまいますから、円が使いたくて、手数料をかけたくないということであれば、円口座のほうが向いていると言えます。円口座であれば、ツールが見やすいというメリットもあるので、扱いやすさという点では優れていると言えるでしょう。
他にも、円口座とドル口座を選ぶ基準として、これからの値動きを予測するという方法もあります。
円高に動くだろうと思うのなら前者を、逆に円安だろうと予測するなら後者を選ぶのが適切です。ただ、永続的に円安か円高のどちらかに動くものというわけではないので、あくまでも選ぶ際の参考材料として捉えておき、為替手数料の有無や扱いやすさなどといった他のポイントを重視したほうが、海外FXでのトレードを続けていく上ではいいでしょう。