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Exness(エクスネス)がコモディティ銘柄に「アルミニウム、銅、ニッケル、亜鉛、鉛」の5種類を追加しました。
これらの銘柄は非鉄金属と呼ばれるジャンルに属し、近年様々な要因によって価格が大きく変動しています。2023年は非鉄金属の上昇が落ち着きつつありますが、ボラティリティは依然として大きく、ファンダメンタルズ要因の影響を大きく受ける各銘柄をトレードすることで、利益を狙えます。
この記事では、Exnessの非鉄金属コモディティの詳細と、Exnessのコモディティ取引について詳しく解説します。
この記事の目次
Exnessに新規追加された非鉄金属コモディティ銘柄
Exness(エクスネス)で新規追加された非鉄金属コモディティ5銘柄の概要を確認していきましょう。
非鉄金属とは、鉱石以外から精錬される金属のことです。鉄よりも柔らかく熱伝導や導電に優れており、電子機器などの分野で広く使用されています。一方鉄金属は、強度や耐食性に優れていることから、建築や土木、機械などに使用されます。
新規追加された非鉄金属コモディティ銘柄の詳細(※)
アルミニウム(XALUUSD) | |
最大レバレッジ | 100倍 |
スプレッド | 55.4pips |
ロングスワップ | −14.79pips |
ショートスワップ | −2.45pips |
銅(XCUUSD) | |
最大レバレッジ | 100倍 |
スプレッド | 78.3pips |
ロングスワップ | 0pips |
ショートスワップ | 0pips |
ニッケル(XNIUSD) | |
最大レバレッジ | 100倍 |
スプレッド | 112pips |
ロングスワップ | −81.61pips |
ショートスワップ | −13.60pips |
亜鉛(XZNUSD) | |
最大レバレッジ | 100倍 |
スプレッド | 56.2pips |
ロングスワップ | −5.80pips |
ショートスワップ | −0.96pips |
鉛(XPBUSD) | |
最大レバレッジ | 100倍 |
スプレッド | 67.5pips |
ロングスワップ | −8.23pips |
ショートスワップ | −12.35pips |
スタンダード口座、2023年9月28日16時時点の数値です。
どの銘柄でも最大100倍のレバレッジの利用が可能です。ただし、銅以外の銘柄はロング・ショートのスワップポイントがマイナスになります。
コモディティはインフレに強い
インフレに強いことがコモディティの特徴です。インフレによって物価が上昇すると、貨幣の価値が相対的に下がり、現金の価値が目減りします。一方コモディティは実物資産であり、日常生活や経済活動に不可欠であるため、インフレになると価値が上昇する傾向があります。
近年の非鉄金属コモディティの価格動向
2021年から2022年にかけて、非鉄金属価格は軒並み上昇しました。その背景には、製造業の回復や世界的な脱炭素化の推進による再生可能エネルギーの普及、ロシアのウクライナ侵攻の影響が挙げられます。
2023年には価格は落ち着きつつありますが、世界経済の回復や景気拡大による非鉄金属の需給バランスの変化などが価格の変動要因になるでしょう。
価格が経済の動向を反映している
非鉄金属価格は、世界経済の動向を把握する上で重要な指標です。非鉄金属の需要は、自動車や電気機器、建築、インフラなど幅広く、さまざまな産業の経済動向を間接的に知ることができます。
Exness 新規コモディティ各銘柄の詳細
Exness(エクスネス)で新規追加された「アルミニウム、銅、ニッケル、亜鉛、鉛」5銘柄の詳細を確認していきましょう。
【アルミニウム】製造業の需要が高い
アルミニウムは、軽量で強度がある加工性に優れた金属です。航空機、自動車、電気機器など、さまざまな用途に使用されています。したがって、製造業が活発化すると価格が上昇する傾向にあります。
アルミニウム製錬には1トン当たり約14MWh(メガワットアワー)の電力を要し、CO₂の排出も多いため、環境負荷が高いことも特徴です。
アルミニウムの生産量・消費量ともに中国が5割以上を占めるため、価格は中国の動向に左右されます。
また、2022年3月には、ウクライナ情勢の緊迫化に伴う電力価格の高騰により、ロンドン金属取引所(LME)のアルミニウム価格は、史上最高値の4,000ドルを超えました。2023年のアルミニウム価格は、2,000ドル~2,600ドル近辺で推移しています。
【銅】導電率・熱伝導率が高く、幅広い分野で使用される
銅は導電率と熱伝導率が非常に優れている金属です。銅は汎用性が非常に高く、電線や配管、機械部品、電子部品など幅広い分野で使用されています。景気が拡大して電気や電子機器の需要が高まると銅の需要が高まり、価格が上昇する傾向があります。
生産量は南米のチリが最も多く、世界生産量の約1 / 4の銅鉱石を生産しています。一方銅の世界消費の約半分は中国です。
銅は景気動向を診断するという意味で「ドクター・カッパー」とも呼ばれ、世界経済の先行指標としても注目されています。これは、銅の需要が景気拡大局面では増加し、景気後退局面では減少する傾向があるためです。
銅の価格を見てみると、2020年11月に非鉄金属の中でも早い段階でそれまでの高値を更新し、数か月にわたり継続的に上昇していました。しかし、2022年3月に2021年5月高値付近で天井をつけた後は軟調に推移しています。
【ニッケル】ステンレス鋼や電池に欠かせない金属
ニッケルはレアメタルの一種で、銀白色の光沢を持つ金属です。錆に強く、強度や加工性に優れており、主にステンレス鋼や電池などの用途になります。したがって、ステンレス鋼や電池の需要がニッケルの価格上昇要因です。
米国地質調査所が2022年1月に発表したニッケル埋蔵量は推定約9,500万トンで、そのうちオーストラリアとインドネシアが約半分を占めています。
ニッケル価格は、2022年3月にロシアのウクライナ侵攻による供給懸念から急騰しました。その結果、当時ロンドン金属取引所では1週間以上にわたり取引を中止しました。その後2023年のニッケル価格は、中国とインドネシアの増産によって下落気味に推移しています。
【亜鉛】電池から建築材料まで広く使われる
亜鉛は電池や建築材料、自動車部品、家電製品などに使われる金属です。中でもめっき用途が最も多く、建築材料や塗料の需要が高まると亜鉛の価格が上昇する傾向があります。
2020年の亜鉛生産量は全世界で約1,200万トンで、中国、オーストラリア、ペルーの3か国で約半分以上の生産を占めます。中でも中国の生産量は510万トンと突出しており、世界全体の46%を占めています。
2022年4月、亜鉛価格は2006年以来の高値をつけ、4800ドル近辺まで上昇しました。これは、ロシアのウクライナ侵攻による供給懸念や、世界的なインフレによる需要増加などが背景にあります。ただし2023年には中国景気の停滞による需要の落ち込みなどから、価格は軟調に推移しています。
【鉛】バッテリーやはんだの原料に用いられる
鉛は主にバッテリー(蓄電池)に使用され、はんだの原料にも用いられる金属です。塗装や防弾チョッキなどの製造にも使用されます。バッテリーの需要が高まると、鉛の価格上昇に繋がります。
2020年の鉛生産量は全世界で約450万トンで、中国・オーストラリア・アメリカで約半分以上を占めます。また消費に関しても、中国が占める割合は44%と高く生産・消費のほとんどが中国です。
鉛価格は他の非鉄金属と比べると下落傾向にあり、2023年は中国の需要減少や供給過剰懸念などから、横ばいで推移すると予想されます。ただし、鉛は世界経済の成長に不可欠な金属であるため、今後も一定の需要は見込まれています。
Exnessでコモディティ取引をするメリット
Exness(エクスネス)でコモディティ取引をする4つのメリットを確認していきましょう。
Exnessのコモディティ取引のメリット
- スワップフリー取引が可能
- コモディティ銘柄が多い
- 低レイテンシーで取引できる
- ストップレベルゼロで短期トレードがしやすい
優待スワップフリーでスワップフリー取引が可能
Exness(エクスネス)は一部銘柄をスワップフリーで取引することができます。
スワップフリーとは、ポジションを翌日に持ち越した場合、スワップポイントが発生しない取引です。スワップフリーによって、マイナススワップによる損失を抑えることができます。
Exnessの口座開設時点では「スタンダードスワップフリー」が適用され、取引量が一定レベルに達すると「優待スワップフリー」が適用されます。優待スワップフリーになると、今回追加された5種類のコモディティをスワップフリーで取引可能です。
Exnessのスワップフリー段階
スタンダードスワップフリー | 優待スワップフリー |
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スタンダードスワップフリー |
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優待スワップフリー |
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優待スワップフリーの条件は公開されていない
Exnessは一定以上の取引が優待スワップフリーに必要な条件としていますが、具体的にどのくらい取引をすれば優待スワップフリーになるかは公開していません。条件達成を期待して、Exnessでの取引を地道に行う必要があるでしょう。
豊富なコモディティ銘柄を取引できる
Exness(エクスネス)のコモディティは、貴金属とエネルギー2種類のカテゴリに分かれ、豊富な銘柄を取引することができます。今回追加された5種類の銘柄以外の貴金属銘柄は以下の通りです。
Exnessの貴金属CFD銘柄
- 銀(XAGUSD)
- 金(XAUUSD)
- パラジウム(XPDUSD)
- プラチナ(XPTUSD)
- 金・銀に関しては、「対米ドル」だけでなく、以下の通貨に対応しています。
- ユーロ(XAGEUR、XAUEUR)
- オーストラリア・ドル(XAGAUD、XAUAUD)
- イギリス・ポンド(XAGGBP、XAUGBP)
金銀だけでなくパラジウムやプラチナなどもあり、幅広い銘柄をトレードすることが可能です。さらに米ドル以外のペアは、ユーロやイギリスの経済状況、オーストラリアの貿易や資源の動向などを考慮して取引できます。
エネルギーCFD銘柄は以下の通りです。
ExnessのエネルギーCFD銘柄
- 原油(UKOIL、USOIL)
- 天然ガス(XNGUSD)
「原油(UKOIL、USOIL)」「天然ガス(XNGUSD)」をお取引いただけます。
低レイテンシーで取引できる
Exness(エクスネス)はサーバーの応答が早く、注文のレイテンシー(遅延時間)が小さい海外FX業者です。Exnessのサーバーは近隣諸国である香港に設置されており、他のFX業者と比較してもトップクラスの応答速度を誇ります。
レイテンシーが低いことによって注文の精度が高く、短期的なトレードが非常にしやすいことは大きなメリットです。
全銘柄ストップレベルゼロ
Exness(エクスネス)では、全ての銘柄のストップレベルがゼロに設定されています。もちろん、新規追加された5銘柄も全てストップレベルゼロです。
ストップレベルとは、指値・逆指値などの予約注文を行う際に、現在の価格レートから離さなければならない値幅のことです。ストップレベルがあることにより、予約注文時の現在価格と注文・決済価格に差が生じ、トレードに制約が生まれます。
一方で、ストップレベルゼロのExnessであれば、指値注文や逆指値注文が自由に行うことが可能です。
Exnessでコモディティ銘柄を取引する際の注意点
Exness(エクスネス)でコモディティ銘柄でお取引する際は、以下の点に注意が必要です。
Exnessのコモディティ銘柄を取引する際の注意点
- ボラティリティが高い
- コモディティの価格変動は読みにくい
コモディティはボラティリティが高い
コモディティはボラティリティが高いため、大きな利益を得られる一方で、大きな損失を被る可能性もあります。例えば原油は1日で10%以上変動することもあり、穀物などは天候の影響で急激に変動することがあります。
よってまずは、リスク管理に注意する必要があります。具体的な方法は以下の通りです。
コモディティ取引のリスク管理
- 損切り のためのストップロス設定する
- レバレッジを適切に利用する
- ポジションサイズをコントロールする
コモディティの価格変動は読みにくい
コモディティの価格変動要因は多岐に渡るため、突発的な変動を読みにくい点には注意が必要です。
例えば原油価格は世界的な需要と供給のバランスだけでなく、天候や地政学的なリスクなども価格に影響を与えます。またアルミニウムに関しては、経済状況以外にもエネルギー価格や中国の政策なども価格に影響を与える要素です。
コモディティを取引する場合、あらかじめトレード計画を立て、変動のリスクを想定しておくことが重要です。
Exnessの充実したコモディティ銘柄を取引
Exness(エクスネス)のコモディティに5銘柄が新規追加され、より充実したラインナップとなりました。
インフレに強いとされるコモディティを取引対象に加えることで、様々な状況に対応した取引が可能になります。また、スワップフリーなど様々なメリットのあるExnessを利用することで、多くのトレードの機会が生まれることでしょう。
Exnessのコモディティ取引を、ぜひお試しください。