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FX用語解説集

ユーロ

UPDATE2018.07.31

ユーロとは、欧州連合の統一通貨単位をいいます。欧州連合加盟国すべてが導入しているのではなく欧州の経済通貨同盟に参加した国で導入されています。

現在はドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、ベルギー、キプロス、フィンランド、ギリシャ、アイルランド、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポルトガル、スペイン、スロバキア、スロベニアの16カ国が加盟しています。

欧州連合加盟国がユーロを導入するには物価、長期金利、財政赤字などの面で一定の経済条件を満たすことが必要となっています。ユーロの中央銀行として欧州中央銀行があり、本店をドイツのフランクフルトに置いています。

補助単位はセントであり、1ユーロ=100セントとなっています。発行されている硬貨は1セント、5セント、10セント、20セント、50セント、1ユーロ、2ユーロ、紙幣は5ユーロ、10ユーロ、20ユーロ、50ユーロ、100ユーロとなっており、稀に200ユーロと500ユーロの紙幣も存在しています。

ユーロの通貨は導入国で発行が許されており、表面は共通のデザイン、裏面は各国別のデザインが施されています。

ユーロは、米ドルの次に取引量が多い通貨です。このため、米ドルに次ぐ第二の基軸通貨としての役割を担いつつあります。特に、2001年9月11日に米国で発生した同時多発テロが発端となり、ユーロが注目されています。

基軸通貨を米ドルのみに依存するのは、世界経済の安定を考慮するとリスクが高いと言わざるを得ません。すなわち、リスク回避の観点からも、ユーロは米ドルの代替通貨として中心的な役割を果たすべく、存在感も強くなってきています。

しかしながら、一方で、単一の通貨ではあるものの、加盟国の国内政策や金融経済状況に影響を受けやすい構造的な問題を抱えています。

読み方

ユーロ・ゆーろ

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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