売り気配
2018.09.21
売り気配とは、対象の通貨の売値と売り注文が出されている量をいいます。この価格でなら売りたいという投資家がいることを意味し、売り注文が多く出ていても、買い注文がそれと比べて少ないために、双方が提示した価格に乖離が生じ、売買が成立しない状態のことを気配値といいます。
気配値の中で、売り方が提示している価格のことを「売り気配」と言い、逆に買い方が提示している価格のことを「買い気配」と言います。相場用語で「売り」を意味する「ヤリ」を使って、「ヤリ気配」と呼ぶこともあります。
外国為替保証金取引で使用される気配値は、売り気配と買い気配が一覧の表になっています。外国為替保証金取引の取引画面では、売気配値を「アスク(Ask)」と表記されます。
また、売り注文価格に見合う買い注文が入らない、または買い注文よりも売り注文が多いため売買が成立せず値がつかない状態のことも売り気配といいます。株価の値動きには上限と下限が決められており、その限度内の買い注文が入らない場合には特別売り気配が出されます。
特別売り気配を出すことで限度内の買い注文を出すよう投資家に促しているのです。しかし、それでも買い注文が入らず売買が成立しない場合は、一定時間ごとに値動きの下限を下げ、売買が成立するまでこれを続けます。
なお、1日に株価が上下できる値幅も決められており、その値幅いっぱいまで株価が下がることをストップ安と言います。ストップ安になっても売買が成立しなかった場合は、売りと買いの注文の一部のみが成立します。
読み方
ウリケハイ・うりけはい
同意語
対義語