CPI
2018.07.29
CPI、(Consumer Price Index 消費者物価指数)とは、全国の消費者世帯が購入する物価(商品とサービスの価格)を表した経済指標をいいます。この指数は、経済の体温計という役割を果たします。
経済政策の参考に使われるだけでなく、物価が変動しても、実質的な給付水準を維持することを目的としているため、国民年金や厚生年金などの物価スライド制にも利用されています。
現在使われている消費者物価指数は、一定時点の物価を100として現在の物価水準がどの程度であるかを表す指標です。
指数化することによって、物価が上昇しているか下落しているかについて把握することができます。100を超えていれば物価は上昇、反対に100を下回っていれば物価は下落していることを意味します。
CPIは、政府による景気対策などの政策立案に利用されているほか、日本銀行による金融政策や公的年金支給額の決定においても活用されている重要な経済指標の1つです。また、CPIの変動によって株価などが反応するため、投資家も注目しています。
日本だけでなく世界各国は、自国のCPIを把握しています。米国・欧州・中国・豪州・新興国など幅広く注目しています。また、各国が設定する上限ラインを超えると、インフレを警戒して利上げが行われることも多くなっています。
読み方
シーピーアイ・しーぴーあい
同意語