クロス取引
2018.06.21
通常、為替の取引を行う時は、国際通貨である米ドルに替えられてからトレードされますが、米ドルを介さずに通貨取引を行うことをクロス取引といいます。つまり、米ドルが含まれていない組み合わせの通貨ペアのことです。ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円など米ドル以外での取引全てを指します。
例えば、米ドル以外の通貨を円にトレードする取引は、円クロス、またはクロス円と呼ばれています。円クロスの場合、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円などが円クロスに該当します。もしもユーロ/円の為替レートが135となっていた場合、1ユーロは135円ということになります。FXでは、買いと売り、どちらのポジションから入ってもクロス取引を行うことができます。
また、クロス取引は、節税対策などに利用されます。
例えば株の利益が100万円あった場合、それに対する税金がかかってしまいます。
一方で100万円の含み損を抱えた株があった場合、売却して100万円の損失を確定させ、クロス取引によって買いなおします。こうすれば株による利益は0となり、税金はかからなくなり、株の含み損もなくなります。
読み方
クロストリヒキ・くろすとりひき
同意語