経常収支
2018.07.20
経常収支とは、国際収支のうち、金融資産に関係する取引を除いた、財やサービスの取引にかかわる収支の合計です。
経常収支は「貿易収支」、「所得収支」、「経常移転収支」、「サービス収支」を合計したもので、国際間における、一国の対外的な経済力を示します。
上記4つについて説明すると、「貿易収支」は輸出額と輸入額の差です。「所得収支」は国内企業が外国で得た収益と外国企業が国内で得た収益の差額になります。同じように「サービス収支」は外国人旅行者などが日本で支出した金額と日本からの海外旅行者が現地で支出した金額の差額です。
以上のような差額ではなく、諸外国への経済援助や国際機関に対しての拠出金などの額を「経常移転収支」のといいます。
経常収支は外国、自国の所得水準や価格、為替レートなどに依存して決まり、「経常黒字」というと、輸入額よりも輸出額が多かったことを表します。
読み方
ケイジョウシュウシ・けいじょうしゅうし
同意語