政策金利
2018.06.27
政策金利とは、金融政策の具体的な手段として、中央銀行(日本銀行)の金融政策によって決められる貸し出しを行なう際の金利、または各国の金融政策上の目標となる金利をいいます。
政策金利の呼び方は各国で異なります。日本ではこの事を「無担保コール翌日物」と呼び、その他の国では、「米国はFFレート」、ユーロ圏は「主要ファイナンシング・オペレート」がこれにあたります。
金利を上下させることで景気を刺激する効果があると考えられています。好景気の際には、通貨の流通量が増大するため金利を上げることでインフレを抑制するのです。逆に、景気が悪い局面では、金利を下げて企業の設備投資などの資金需要を刺激して、通貨流通量の増加を促します。
なお、預金側が金利を支払うという、通常と逆の効果を生じる政策があります。これが「マイナス金利政策」です。これにより、金融機関が中央銀行に預けているお金を、企業などへの貸し出しに誘引する効果が期待されます。
読み方
セイサクキンリ・せいさくきんり
同意語