D.D
2018.07.02
D.Dとは、外国為替取引やコール取引などの銀行間取引において、銀行同士が為替ブローカーや電子ブローキングを通さずに直接取引する方法のことをいいます。
通常、電話や情報端末を使って取引が行われ、電話の場合は記録媒体(メディア)に会話を録音すると共にコンファームという作業によって取引を文書で確認する作業が行われます。
一方で情報端末の場合は全てが端末上で行われるためコンファームは取引成立(約定)と同時になされることになります。
一般にD.Dではブローカーを経由しないことから手数料を節約することができ、また比較的大きな金額を一度に取引することができます。なお、レートの提示を求める側はアマウントを明示しなければならず、一方でレートを提示する側はツーウェイプライスで提示する必要があります。
東京市場では、1985年2月に導入されました。外国為替市場で取引を行う場合、仲介者として間に為替ブローカーが入るのが通常の方法です。D.Dの場合は間に第三者を通さないので仲介手数料が少なかったり、不要であったりします。
そのため、銀行にとって大きなメリットがあります。大きな金額を一度に動かして取引を行うことも可能です。D.Dは、為替市場だけでなくコール市場での取引にも用いられる場合がある取引方法です。
読み方
ディーディー・でぃーでぃー
同意語