ダイレクトディーリング
2018.06.27
ダイレクトディーリングとは、外国為替取引やコール取引などの銀行間取引において、銀行同士が為替ブローカーや電子ブローキングを通さずに直接取引する方法のことをいいます。
通常、電話や情報端末を使って取引が行われ、電話の場合は記録媒体(メディア)に会話を録音すると共にコンファームという作業によって取引を文書で確認する作業が行われます。
一方で情報端末の場合は全てが端末上で行われるためコンファームは取引成立(約定)と同時になされることになります。
一般にダイレクトディーリングではブローカーを経由しないことから手数料を節約することができ、また比較的大きな金額を一度に取引することができます。なお、レートの提示を求める側はアマウントを明示しなければならず、一方でレートを提示する側はツーウェイプライスで提示する必要があります。
東京市場では、1985年2月に導入されました。外国為替市場で取引を行う場合、仲介者として間に為替ブローカーが入るのが通常の方法です。ダイレクトディーリングの場合は間に第三者を通さないので仲介手数料が少なかったり、不要であったりします。
そのため、銀行にとって大きなメリットがあります。大きな金額を一度に動かして取引を行うことも可能です。ダイレクトディーリングは、為替市場だけでなくコール市場での取引にも用いられる場合がある取引方法です。
読み方
ダイレクトディーリング・だいれくとでぃーりんぐ
同意語