外国投資信託
2018.07.31
外国投資信託とは、外国の法令に基づき、委託会社が海外で運用する外貨建て(米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドルなど)の投資信託をいいます。
外国投信のほとんどは米ドルやポンドなどの外貨建てであり、海外で運用されるのが特徴です。日本国内で販売されるものは、米ドル建てが一番多いですが、中には円建てのものもあります。
また、海外では、日本とファンドの運用規制が大きく異なるため、日本では設定できないようなタイプのものもあります。なお、ファンドの外国籍については、米国以外では、ルクセンブルクやアイルランドなどが多く、いずれも投資に対する税金が低い国で組成され、運用・管理されています。
外国投資信託には高い利回りを期待できる半面、収益が多くなるに伴ってリスクも高まります。また、投資後に円安になれば為替差益が出ますが、円高になると為替差損が出るリスクもあります。
外国投資信託の基礎的な仕組みは国内の投資信託とほぼ同じですが、外国の法令に基づいているために、商品性や税制面で、日本とは大きく異なる設定のものもあります。日本国内で販売される場合は、日本の法令に基づいた基準で勧誘・販売が行われます。
代表的な外国投資信託に、外貨建てマネー・マーケット・ファンド(外貨建てMMF)があります。外国投資信託は手軽に海外へ分散投資ができますが、外貨で運用するため為替リスクは常にあるので注意が必要です。
読み方
ガイコクトウシシンタク・がいこくとうししんたく