外国投信
2018.07.30
外国投信とは、外国の法令に基づき、委託会社が海外で運用する外貨建て(米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドルなど)の投資信託をいいます。外国籍投資信託ともいわれます。
外国投信のほとんどは米ドルやポンドなどの外貨建てであり、海外で運用されるのが特徴です。日本国内で販売されるものは、米ドル建てが一番多いですが、中には円建てのものもあります。
また、海外では、日本とファンドの運用規制が大きく異なるため、日本では設定できないようなタイプのものもあります。なお、ファンドの外国籍については、米国以外では、ルクセンブルクやアイルランドなどが多く、いずれも投資に対する税金が低い国で組成され、運用・管理されています。
外国投信には高い利回りを期待できる半面、収益が多くなるに伴ってリスクも高まります。また、投資後に円安になれば為替差益が出ますが、円高になると為替差損が出るリスクもあります。
外国投信の基礎的な仕組みは国内の投資信託とほぼ同じですが、外国の法令に基づいているために、商品性や税制面で、日本とは大きく異なる設定のものもあります。日本国内で販売される場合は、日本の法令に基づいた基準で勧誘・販売が行われます。
代表的な外国投信に、外貨建てマネー・マーケット・ファンド(外貨建てMMF)があります。外国投信は手軽に海外へ分散投資ができますが、外貨で運用するため為替リスクは常にあるので注意が必要です。
読み方
ガイコクトウシン・がいこくとうしん