米連邦準備制度理事会
2018.07.09
米連邦準備制度理事会とは、1913年の連邦準備法(Federal Reserve Act)を根拠法として設立された、米国の中央銀行制度である連邦準備制度(FRS)の最高意思決定機関であり、アメリカの中央銀行に相当する機関をいいます。
通称FRB(Federal Reserve System)とも呼ばれています。
連邦準備制度理事会は首都のワシントンD.C.に置かれており、議長と副議長それぞれ1名を含む7名の理事によって構成されています。その理事会の下に位置するのが12の地区連邦準備銀行(Federal Reserve Banks)で、実際の中央銀行業務を行っています。
なお、金融政策の手段である公開市場操作を決定するのは、連邦公開市場委員会(FOMC)で、これは連邦準備制度理事会における理事7名の他、5名の地区連銀総裁(ニューヨーク連銀総裁の他は11地区連銀からの輪番制)で構成されています。
連邦準備制度理事会の主な役割としては、公開市場操作などの金融政策の決定や公定歩合の決定などです。各連邦準備銀行の監督や市中の銀行への支払準備率の設定など多岐にわたっています。
理事会の理事は大統領によって指名され、上院の承認を得てから任命される仕組みです。任期は14年であり、正副議長の任期は4年で再任が可能となっています。
読み方
ベイレンポウジュンビセイドリジカイ・べいれんぽうじゅんびせいどりじかい
同意語