外国為替市場
2018.06.18
外国為替市場とは、外国為替取引が行われる場をいいます。外国市場とも呼ばれます。
海外旅行などで自国の通貨を外貨に両替したり、輸出入の代金決済で外貨を使用することなどがあります。そのような多くのニーズを満たすため、通貨を別の通貨に交換したり売買を行ったりする場のことをいいます。
特定の取引所や場所を指している訳ではなく、為替を取引している全体の場という抽象的な意味を持ちます。
為替の売買に当たっては、取引所というものはなく金融機関同士の相対取引で売買が行われています。そのため、為替の売買を希望する金融機関が存在するかぎり、24時間取引を行うことができます。
為替取引はコンピューターを使って世界各国で行われ、特に東京・ニューヨーク・ロンドンが3大外国為替市場とされています。
なお、ニュースなどで用いられる「東京市場」「ニューヨーク市場」という表現は、その時点で一番多く取引をされている都市のことを指しています。3大外国為替市場を中心にして、1日で1兆5000億ドルの取引がされる最大の金融マーケットとなっています。
外国為替市場は金融機関同士などの枠の中で取引が行われているため、電話や電子機器を使用して取引がなされています。
外国為替市場は、個人や企業と金融機関が行う取引(対顧客取引)と、金融機関同士が行う取引(インターバンク取引)の2種類に分けられます。インターバンク取引では、金融機関の間に外為ブローカーが入る場合もあります。
読み方
ガイコクカワセシジョウ・がいこくかわせしじょう