外国為替

一般的に、国内で使われている通貨を他の国の通貨と交換することを外国為替といいます。現金を使用せずに為替手形や送金小切手によって交換すること（通貨と通貨の交換取引）を指します。「外為（がいため）」や「為替」とも呼ばれ、英語では、「FX、Foregin Exchange」と呼ばれています。

遠隔地と金銭のやり取りをする際に現金を輸送しているとリスクがあるので、この為替を用います。かつては、法律（外為法）により取引に制限がありましたが、現在は完全に自由化され、普段の生活の中でも身近なものになり、ビジネスにおいても、プライベートにおいても関わりがあります。

例えば、最近身近になった外国為替証拠金取引も、外為法の改正によって誕生し、個人でも外国為替を低コストで気軽に取引できるようになりました。

外国為替市場ではドルなどの外国の通貨を円で取引することができます。その際、円とドルを交換する場合の為替レートは「円相場」と呼ばれています。外国為替は海外貿易や外貨での預金をする時に欠かせないものです。

外国為替が取り引きされる理由には、海外への送金や両替、輸出入為替、資本取引といったニーズが多いことがあげられます。外国為替の動向は、様々な企業の利益構造にインパクトを与えることが知られています。

外国為替には、為替レートの変動や通貨を発行する国の危機といった事情などが色濃く反映されます。個人でも低コストで取引できる外国為替ですが、こうしたリスクも視野に入れておくことが必要です。