GDP
2019.09.21
GDP(国内総生産)とは、Gross Domestic Product の略で、日本語で「国内総生産」と呼ばれています。日本国内において1年間で生産された儲けのことをいいます。
経済指標の一つで、一国の経済が昨年と比べてどの程度規模が大きくなったか、あるいは小さくなったかを計る指標となっています。
国内総生産の伸び率は経済成長率と呼ばれ、その国の経済活動が順調か不調かを示すものであり、為替にも影響が大きい指標となります。
1980年代頃まではGNP(国民総生産)が経済を測る指標として用いられていましたが、海外へのグローバル活動が促進したためにGDP(国内総生産)が有効であると考えられるようになりました。
GDPには外国人が日本へ訪れた際に消費した額も含めて算出されますが、日本人が海外で消費した額は含まれません。あくまで、日本国内で消費された商品や不動産などの額のみが算出されています。
日本の企業が海外で商品を生産し、海外で販売した場合はGDPに含まれません。GDPは国力を表しているとも考えられ、GDP成長率が国家の成長スピードに関与していると考えられています。
また、国内総生産(GDP)には、「名目国内総生産(名目GDP)」と「実質国内総生産(実質GDP)」の二つがあり、実質国内総生産は名目国内総生産から物価変動の影響を除いたものです。現在、日本の名目国内総生産は、米国、中国に次いで、世界第3位です。
読み方
ジーディーピー・こくないそうせいさん
同意語