国民所得統計
2018.07.29
国民所得統計(GDP)とは、Gross Domestic Product の略で、最も包括的な経済指標の1つであり、ある国の経済が昨年と比べてどの程度規模が大きくなったか、あるいは小さくなったかを計る指標です。
国民所得統計の伸び率は経済成長率と呼ばれ、その国の経済活動が順調か不調かを示すものであり、為替にも影響が大きい指標となります。
内閣府経済社会総合研究所が算出し、四半期ごとの「四半期別GDP速報」と年ごとの「国民経済計算確報」があります。なお、国民所得統計には2種類あることに注意しましょう。
国民所得統計(GDP)には、「名目国民所得統計(名目GDP)」と「実質国民所得統計(実質GDP)」の2つがあり、実質国民所得統計は名目国民所得統計から物価変動の影響を除いたものです。現在、日本の名目国民所得統計は、米国、中国に次いで、世界第3位です。
国家の経済活動が堅調に推移しているかどうかは「経済成長率」によって判断しますが、それは実質国民所得統計の「伸び率」と同義です。
読み方
コクミンショトクトウケイ・こくみんしょとくとうけい