安値
2018.07.11
安値とは、FXや株取引などの金融商品全般を扱う上で、取引で一定の期間のうち最も安い値段をいいます。価格は常に変動しており、同じ価格にとどまることはありません。こうした価格変動のうちで最も価格が下がったものが安値となります。
一定期間には一日の値動きを表す日足だけではなく、一週間単位の週足や月単位の月足などが含まれるケースがあるので、使用される前後の文脈によって意味が変わってきます。日足の場合は、当日に一番安かった価格、週足はその週のうち、月足はその月のうち、年足はその年のうちで一番安かった価格になります。
売買取引にもよりますが、前後の文脈で特に週足や月足といった指定がない場合には、一般的には1日のうちで最も安い価格のことを呼ぶことが多く日足の安値を表すことが多いです。
「始値」、「終値」、「高値」、「安値」の四本値があり、そのうちのひとつで、チャートを読む上で重要になります。
外国為替市場では、ニューヨーク時間の8時から17時までの取引が当日の取引となりますので、日本では22時から翌日の7時(ニューヨークが夏時間の場合は21時から翌日の6時)の間の取引の中で、一番価格の下がったレートが当日取引の安値になります。
金融商品の売買で利益を上げるためには安く買って高く売ることが必要ですので、安値で買うことができたなら基本的には必ず利益が得られるといえます。
また、チャートの波を分析することで投資のタイミングを判断するテクニカル分析という手法においては、安値を正確に読む力も必要とされます。
読み方
ヤスネ・やすね