メジャー通貨
2018.09.20
外国為替市場では2種類の通貨が扱われています。「メジャーカレンシー」と「マイナーカレンシー」です。
メジャーカレンシーは「メジャー通貨」と訳され、為替相場で頻繁に取引される、取引量や取引参加者が比較的多い通貨を指します。主要通貨とも呼ばれます。
具体的には米ドル(USD)、ユーロ(EUR)、日本円(YEN)、英ポンド(GBP)、スイスフラン(CHF)などは恒常的なメジャー通貨とみなして良いでしょう。また、これに加えて豪ドル(AUD)やカナダドル(CAD)をメジャー通貨に含める場合もあります。
ただし、国際的な定義はなく、ある時点での取引状況によってメジャー通貨の構成は動的に変化することに注意してください。
基本的に上記のメジャー通貨以外は「マイナー通貨」となります。その区分の判断の元になるのは、リクイディティ(流動性)があるかどうかになります。為替市場におけるマイナー通貨は、流動性(リクイディティ)が小さいため、取引には注意しましょう。
マイナー通貨としては、南アフリカランドやメキシコペソ、ニュージーランドドル、トルコリラなどが挙げられます。高金利の通貨ペアは、世界的に見れば流動性が非常に小さいため、為替取引を行う際には、十分な注意が必要です。
読み方
メジャーツウカ・めじゃーつうか
対義語