移動平均線
2018.06.14
移動平均線とは、過去の終値を平均し、それらをつなげた線をいいます。様々なテクニカル分析の際に使用し、為替相場の動きのトレンドを見るのに役立ちます。日々の値動きを平滑化することでトレンドを見つける、市場参加者の平均コストを算出するなどの意味があります。
200日移動平均であれば、1日が経過するつど過去200日の平均を新たに算出してその結果をチャート上にプロットしていきます。
ある日の株価がこうした移動平均線を下から突き抜ければ、上昇局面への転換の前触れだということで買いのシグナルとされます。
平均値を取る期間は、日足では5日・25日・75日、週足では13週・26週・52週、月足では12カ月・24カ月・60カ月などがよく使われています。
チャート上には平均値を取る期間の短い移動平均線と長い移動平均線を同時に表示させることで、相場のトレンドの転換点を察知します。例えば、短期移動平均線が長期移動平均線を下から上へ突き抜けることをゴールデンクロスと言い、株価が上昇トレンドに切り替わることが期待できます。
逆に、短期移動平均が長期移動平均線を上から下へ突き抜けた場合はデッドクロスと言い、下降トレンドに入る予兆です。これらは、あくまでも相場転換の可能性を示すシグナルに過ぎないため、確実に相場転換することを示すわけではありませんが、相場の転換の参考にすることができます。
読み方
イドウヘイキンセン・いどうへいきんせん