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株とFXという2つの投資法!ハイリスクなのはどっち?

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UPDATE2018.08.29

FX比較いろいろ

株とFXという2つの投資法!ハイリスクなのはどっち?

資産運用を始めようと考えた時、必ず選択肢に入ってくるであろう投資法が、株式投資とFXです。株式投資とFXは共通点も多いのでよく比較されていますが、どっちを選んだほうが正しいという1つの答えはありません。
株式投資は経済学や経営学の知識があると有利であるという話を耳にすることがありますが、経済学や経営学を学んでいても勝てないという人もたくさんいます。とりあえず投資を体験してみたいなら、少ない資金で始められるFXのほうがおすすめです。
投資のサイトや書籍で語られていることは一般論にすぎないことも多いので、まずは余裕のある資産を投資して始めてみるのが一番良いでしょう。この記事などを参考にして、自分に合った投資方法はどっちなのか、考えてみてください。

正直なところ株とFXはどっちがハイリスクなの?

個人が比較的手軽に始められる投資法として、FXと株が存在します。この二つは同列で語られることが多いですが、その性質の違いを知ることでリスクの比較が可能です。では実際どっちがハイリスクなのか、考えてみましょう。

株とFXの違いを把握、ハイリスクなのはどっち?

FXと株ではまず投資の対象が異なることに注意しましょう。FXは通貨に対する投資、つまり通貨を運営する母体である国家や共同体、地域に対する投資でもあります。

一方、株は一企業に対する投資です。国家や地域と一企業では、よほど不安定な国や地域でない限り、通貨のリスクの方が低いと言えるでしょう。

通貨は保持していてもまず価値がゼロになることはありませんが、株では企業の倒産や上場廃止によって実質的な価値がゼロになってしまうことがあります。よって長期保有という点で言えば、FXのほうがリスクは低いと言えるかもしれません。

株とFXという2つの投資法!ハイリスクなのはどっち?

また実際の取引では、株は1000株単位から購入可能です。それなりの資金が必要になります。一方でFXはレバレッジをきかせればほんの数千円から投資を開始することが可能です。少ない資金で始められるのはFXですが、レバレッジをかけた場合、短期間で元手以上の損失を出してしまうリスクが存在します。

株取引では、よほど思い切った信用売りを連発していない限りは、元手以上の損失を出すリスクは低いでしょう。短期売買に関する損失のリスクではFXのほうが上と考えて良いかもしれません。

このように一長一短の面があり、個人の取引手法によってリスクは大きく上下します。投資する対象や取引の仕組み自体が異なりますから、なかなか同一で比較することは難しいのかもしれません。

リスク管理をしながら海外FXの選択も

前述したように、株とFXは取引手法によってリスクが大きく変化するため、一概にどっちがハイリスクかを決めるのは難しいのです。しかし、仮にリスク管理さえしっかりとれるのであれば、少ない元手で大きな利益を上げられるのはFXでしょう。特に国内の規制を受けない海外FXはその傾向があります。

これは国内FXにおけるレバレッジ制限が関係しています。国内FXはレバレッジ倍率が25倍までという制限があり、海外FXにはそれがありません。数百倍というレバレッジを駆使して、スキャルピング(数秒から数分単位での超短期売買)によって利益を積み上げるという手法でも、かなりの利益をあげられます。

仮に国内FXでは物足りなさを感じているのなら、海外FXにも目を向けてみてください。

pip損益を正しく理解すれば損切りも怖くない!?

FX取引をやる上で大切なことは、取引の仕組みを理解するために必要な専門用語とその内容を知ることと、損切り等の技術を理解してリスクを管理することでしょう。FX取引をやりたい人は、まずは、pipsという専門用語とpip損益を理解した上で損切りを判断するところから始めるのがいいかもしれません。

pip損益とは何か?

FX取引でよく登場する用語に「pips(ピップス)」があります。pipsとは、FX取引でどれぐらい利益を得たかを理解するための共通単位と言えるでしょう。どの通貨ペアの取引であっても、何pips上がった、何pips利益を得たと表現することで利益がすぐにわかる便利さがあります。

例えば、企業利益の比較も、大企業と中小企業では利益の額自体に大きな差がありますので、利益額だけ見てもどちらがより効率的に稼いでいるかがわかりにくいですが、利益率で表現することで規模の大小にかかわらず簡単に比較できます。つまり、利益率と似たような機能を果たしてくれるのがpipsだといえるでしょう。

株とFXという2つの投資法!ハイリスクなのはどっち?

pipの最小単位は、通貨ペアによって変わります。米ドル/円、ユーロ/円などのような対円のペアの場合は、1pip1銭、つまり0.01円となります。米ドル/円が123.456-461の場合には、上から5桁目、小数点以下2桁目(0.01円)の5と6の位がpipの最小単位の桁となります。

また、ユーロ/米ドルの場合は、上からの桁は同じく5桁目、小数点以下は4桁目の位がpipの最小単位の桁です。慣れないとかえってわかりにくいと感じるかもしれませんが、慣れてくると通貨ペアが違っても使える共通尺度としての便利さが実感できるようになるはずです。

pip損益を使って損切りを判断する

FX取引では、自分の損益状態を素早く正確に把握することが重要です。その時にpip損益を使えば、瞬時に各通貨ペアの損益の状態を把握できるでしょう。FX取引を本格的にやるのであれば、pipsに慣れることが先決なのかもしれません。そうすれば損切りの判断も素早く確実に実行できるでしょう。

また、pip損益は損切り目安としても使えます。損切り目安は、取引サイクルが短いほど損切り幅を小さくするのが一般的です。

例えば、スキャルピングでは一桁pipsの範囲内、デイトレードであれば50pips以内、ポジショントレードの場合は100~200pipsといったイメージです。自分なりにルールを決め、いずれ戻るだろうなどと考えずに、必要な段階では迷わず損切りすることが重要です。pipsでの目安があれば損切りも怖がらずにできるでしょう。

正しくpipsを理解した上でFX取引に取り組めば、やがてコツがつかめてきて、リスク管理をしながら取引量を増やしていくことができるでしょう。

取引量を増やすにあたっては、国内のFX口座の場合、レバレッジが最大でも25倍という規制がある等使い勝手が悪い面もありますので、海外FX口座での取引に挑戦するのもいいかもしれません。もっと大きなレバレッジを上手く適用することで、より効率的に稼げる可能性が広がるでしょう。

コレが香港FXのおすすめポイント!影に潜むリスクも抑えておこう!

FX取引に慣れてきたら、様々な通貨ペアを試してみても良いかもしれません。通貨にはそれぞれ特徴があり、通貨ペアによってはその特徴がメリットにもデメリットにもなります。まずは、米ドルとの関係が深い香港ドルを理解することから始めるのがお勧めです。

香港ドルFXを理解するには香港ドルの特徴を理解することが先決!

香港には中央銀行がありません。そのため、香港上海銀行、スタンダード・チャータード銀行、中国銀行の三行が香港ドルを発行していて、香港金融監督局が監督する体制がとられています。香港ドルFX取引に興味がある人は、まず香港ドルという通貨の特徴を理解するところから始める必要があるでしょう。

株とFXという2つの投資法!ハイリスクなのはどっち?

香港ドルには大きな特徴が三つあり、一つはドルペッグ制、二つ目はアメリカの影響を受けること、三つ目は中国の影響を受けることです。

一つ目の米ドルペッグ制とは、香港ドルが米ドルとの為替差損益が発生しないように一定の範囲内で連動されることです。その変動幅はかなり小さいため、ほぼ固定相場制に近いと考えてもいいかもしれません。

二つ目の特徴であるアメリカの影響については、米ドルペッグ制を取っていることからきています。米ドルが雇用統計の発表などによって大きく変動すると、同時に香港ドルも同じく変動する点を理解しておく必要があるでしょう。逆に言えば、アメリカの動向に注意を払っておけば良く、米ドルFXと同じ感覚でできると言えるかもしれません。

三つ目の中国の影響を受ける点は、政治的・経済的な結びつきを考えると理解できるでしょう。香港ドルの変動を知るためには、中国の景気や人民元の変動にも気を払う必要があるかもしれません。

香港FXのお勧めポイントとリスクとは?

香港FXのメリットは、米ドルとのスワップ金利をほぼ確実に見込めることでしょう。米ドルとの為替差はほとんど発生しませんから為替リスクを考慮する必要がなく、金利は米ドルの方が低い傾向にありますので、結果的に安定的にスワップ金利を受け取ることができます。

また、他の通貨ペアに比較して必要な保証金が少なくて済むこともメリットと言えるでしょう。結果的に低レバレッジ投資となり比較的安全に取引できる通貨だと言えるかもしれません。

しかし、デメリットもあります。米ドル円に比較してスプレッドが高く、差益狙いでは米ドル比較でコスト高となる点や、米ドルとのスワップ金利はオーストラリアドルなどと比較すると低いため、長期投資には物足りないかもしれない点が挙げられます。

さらに、民主化デモ等の政情不安によるカントリーリスクも頭に置いておく必要があるでしょう。過去に民主化デモが起こり、実際に一時香港ドル安、米ドル高になったことがありました。これが香港FX取引における隠れたリスクだといえるかもしれません。

香港ドルのFX取引する場合は、デメリットをよく理解した上でメリットを活かすことが大切ですが、ブローカー選びも重要なポイントでしょう。

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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