海外FX初心者
海外FXでデイトレードをするメリット
デイトレードの基本的な特徴と、海外FX業者でデイトレードをするメリットをご紹介します。
デイトレードの特徴
FXには様々なトレードスタイルがありますが、その中でもデイトレードには以下のような特徴があります。
デイトレードの特徴
- 1日の中で取引を完結させ、ポジションを翌日に持ち越さない
- 短期的な相場の動きを捉えて利益を狙う
- 利益率が高くなりやすい
- 損失のリスクも大きい
- 時間と労力がかかる
デイトレードは1日で取引を完結させるトレードスタイルです。市場の状況にもよりますが、1日数回~数十回取引を行います。スイングトレードなどの中長期的な手法と比べ、利益率が高くなりやすく、うまくいけば短期間で資金を大幅に増やせるのがメリットです。
また、ポジションは基本的に取引日に決済し翌日に持ち越さないため、大幅な損失が発生するリスクが限定されます。ただし、リターンが大きい分、損失リスクも大きいため注意が必要です。また、チャートを長時間監視するのに時間と労力がかかります。
高いレバレッジによってハイリターンを狙える
日本の金融庁の規制を受けない海外FXでは、数百倍〜数千倍のハイレバレッジを利用できます。ハイレバレッジで少額の資金でも取引量を大きく増やして、ハイリターンを狙えるのがメリットです。
例えば5万円の資金がある場合、国内FXの25倍レバレッジと海外FXで標準的な1,000倍レバレッジとを比べると、以下のような違いがあります。
USDJPYを5万円で取引する場合のレバレッジ比較(USDJPY=150円換算)
通貨ペア | 取引可能な額 | 保有できる最大ロット数 | 1pips当たりの損益 |
レバレッジ1,000倍 (海外FX) |
50,000,000円 (5万円×1,000倍) |
3.3ロット (330,000通貨) |
±3,300円 |
レバレッジ25倍 (国内FX) |
12,5000円 (5万円×25倍) |
0.08ロット (8,000通貨) |
±80円 |
このように、海外FXの高いレバレッジを活用すれば、少額の資金でも大きなポジションを持つことができ、小さな価格変動でも大きな利益を得ることが可能です。
取引の透明性が高い
海外FX業者は、取引の透明性が高いというメリットがあります。これは、海外FX業者の多くは、ディーラーが介入しないNDD方式を採用しているためです。NDD方式では、トレーダーが出した注文は自動的に処理され、透明性の高い取引が可能です。
国内FX業者の適用するDD方式はブローカーが注文を決済する(呑む)方式です。ブローカーによるスリッページ、約定拒否(リクオート)が引き起こされる可能性があるというリスクがあります。
また、かつての海外FX業者はスプレッドが広い傾向にありましたが、サービス競争によってスプレッドが年々狭くなっています。今では多くのブローカーで狭いスプレッドを提供しており、そこまでスプレッドを気にせず取引できるようになっています。
ゼロカットで追証がない
海外FXでのデイトレードでは、口座残高を超える損失が発生しないというメリットがあります。海外FX業者では基本的に口座残高を超える損失が発生した場合、そのマイナス残高をFX業者が補填する「ゼロカット」を採用しているためです。ハイレバレッジを使えばリスクが高くなりますが、ゼロカットによって口座残高以上のリスクを背負う必要がありません。
なお、国内FX業者では金融商品取引法によって「顧客の損失補填が禁止」されているため、ゼロカットが提供できません。国内FXで口座残高を超えた損失が発生した場合、マイナス分をトレーダーが埋め合わせる追証が発生します。
ボーナスを活用できる
海外FX業者の豪華なボーナスを活用して、デイトレードの資金を確保できることもメリットの1つです。海外FX業者では以下のような様々なボーナスを提供しています。
海外FX業者のボーナス
- 新規口座開設ボーナス:口座開設の手続きが完了するとボーナスが受け取れる
- 入金ボーナス:対象の口座へ入金した金額に応じてボーナスが受け取れる
- 取引ボーナス:取引で貯まるポイントをボーナスと交換できる
口座開設時に入金することなく受け取れる新規口座開設ボーナスや、入金時のボーナスといった複数のボーナスを活用することで、トレード資金を増やした有利な取引が可能です。
ただし、ボーナスを提供している口座タイプは通常、スプレッドが広くなります。ボーナス口座で取引する際には、取引コストを踏まえてスプレッドの狭い口座とは違う戦略が必要になるでしょう。
海外FXでデイトレードをするデメリット
海外FXを使ってデイトレードを行う際、海外FX特有のデメリットである「安全性」、「レバレッジによるリスク」、「課税方法の違い」などを考慮する必要があります。詳しく見ていきましょう。
ブローカーの安全性を見極める必要がある
海外FX業者でデイトレードをする際に、最初に気をつけなければならないのは業者選びになります。なぜなら、海外FX業者の中には不正な方法でトレーダーの利益や資金を奪う業者も存在するからです。仮に悪質な業者を選んでしまった場合、以下のようなリスクがあります。
悪質な海外FX業者を利用する際に起こり得るリスク
- スリッページやリクオートの意図的な発生
- 出金が拒否される
- 利益の取り消しが行われる
- ブローカーが破綻して出金ができなくなる
- 法的なサポートが受けられない
特に出金などのトラブルが起こってしまえば、自己資金をすべて失うことになりトレードで利益を出す以前の話となります。安全なブローカーを見極めるためには、ライセンスや運営歴などを確認することが大切です。
なお当サイトでは、総合的に見て安全性が一定以上保証されているブローカーのみをご紹介しています。ぜひ当サイトをブローカー選びにお役立てください。
レバレッジによってリスクが高くなる
レバレッジによって取引量を大きくすれば大きくするほどリスクが高まります。これ自体は海外FXに限った話ではありませんが、ハイレバレッジを提供している分、ご自身で取引サイズを調整しなければこうしたリスク増大が起こることがデメリットです。
ただし、レバレッジは本来取引に必要な資金を小さくして、自身の行える取引サイズを大きくする働きだけを持っています。したがってご自身で資金管理をしっかりとすることで、レバレッジによるリスクは回避することができます。
最大レバレッジと実効レバレッジは異なる
口座で使える最も高い倍率は「最大レバレッジ」で、取引で実際に使われている倍率は「実効レバレッジ」です。重要なのは実効レバレッジであり、ハイレバレッジでリスクが高くなります。
所得税の課税方法が異なる
海外FX業者と国内FX業者では、適用される課税方法に違いがあり、これがデイトレードで得た所得に影響を与えます。
デイトレードを国内FXで行った場合、「申告分離課税」となり、他の所得と切り離し年間の利益に関わらず一定の所得税・住民税が適用されます。一方で海外FX業者は累進課税が適用されるため、収入によって税率が非常に高まります。具体的には以下の通りです。
海外FXと国内FXの税率
所得の合計金額 | 海外FXの税率 | 国内FXの税率 |
1,950,000円 | 約15% | 約20% |
1,950,000円超~3,300,000円以下 | 約20% | 約20% |
3,300,000円超〜6,950,000円以下 | 約30% | 約20% |
6,950,000円超〜9,000,000円以下 | 約33% | 約20% |
9,000,000円超〜18,000,000円以下 | 約43% | 約20% |
18,000,000円超〜40,000,000円以下 | 約50% | 約20% |
40,000,000円超〜 | 約55% | 約20% |
1,950,000円 | |
海外FXの税率 | 約15% |
国内FXの税率 | 約20% |
1,950,000円超~3,300,000円以下 | |
海外FXの税率 | 約20% |
国内FXの税率 | 約20% |
3,300,000円超〜6,950,000円以下 | |
海外FXの税率 | 約30% |
国内FXの税率 | 約20% |
6,950,000円超〜9,000,000円以下 | |
海外FXの税率 | 約33% |
国内FXの税率 | 約20% |
9,000,000円超〜18,000,000円以下 | |
海外FXの税率 | 約43% |
国内FXの税率 | 約20% |
18,000,000円超〜40,000,000円以下 | |
海外FXの税率 | 約50% |
国内FXの税率 | 約20% |
40,000,000円超〜 | |
海外FXの税率 | 約55% |
国内FXの税率 | 約20% |
海外FXに適用される累進課税では、所得合計が330万円を超えると国内FXより所得税が高くなります。国内FXでは別の収入額を問わず稼ぐほど、海外FXと比べてお得になります。
海外FXのデイトレードで利益を上げるためのポイント
海外FXのデイトレードで利益を上げるための、取引やブローカー選びのポイントを解説していきます。
スプレッドと取引手数料の合計コストをチェックする
デイトレードを有利に行うためには、スプレッドの狭さが最も重要なポイントです。デイトレードでは1日の取引回数が多く、1回あたりに狙う利益の値幅も狭くなるため、取引コストの影響が大きくなります。例えば、ブローカーAとブローカーBのスプレッドがわずか0.1pipsの差であっても、1ロットで10回取引すれば、その差は1,000円にもなります。
また、海外FX業者のコストには大きく分けてスプレッドと手数料がありますが、それらを合わせた実質的な取引コストで比較する必要があります。
複数の時間足を確認する
デイトレードで安定した利益を得るには、トレンドを把握することが重要です。1分や5分などの短期の時間足だけでなく、4時間足や日足など長期の時間足も見て、大局的な相場の流れを確認して取引を行いましょう。
相場は長期的なトレンドに沿って動く傾向があるため、長期足と同じ方向でエントリーすることで、だましに惑わされるリスクを減らすことができます。短期の時間足でエントリーする際は、インジケーターなどでしっかりとした基準を持ってエントリーすることが大切です。
資金管理を徹底する
デイトレードでは、損益の変動が激しくなる傾向があるため、しっかりとした資金管理が非常に重要です。以下のような資金管理のルールを設定して判断を最適化しましょう。
資金管理の例
- あらかじめ損切りする価格や水準を決めておく
- リスク・リワード比を元にストップロスを必ず設定する
- 優位性のない状況で無理に取引を行わない
- 部分的にエントリーあるいは決済を行う
自分の資金状況に合ったロット数で取引を行い、リスクを適切にコントロールしながら取引を進めます。ポジションを分割してエントリーしたり、利益を確定するために部分的な決済を行うことも重要です。
約定力の高いブローカーを選ぶ
デイトレードにおいて、意図した価格やタイミングで取引するための約定力の高さは重要です。約定力とは注文を迅速かつ正確に約定させる能力を指し、約定力の低い口座では以下の問題が起きやすくなります。
約定力が低い場合に起こること
- スリッページ:注文価格と約定価格に差が生じる現象
- リクオート:注文が執行されず約定拒否となる現象
約定力を調べる方法はあまり多くありませんが、ブローカーの提示する約定速度やサーバーの充実度、ユーザーの評判から判断することができます。
レバレッジの高いブローカーを利用する
少額資金からデイトレードを始める場合、レバレッジが高いブローカーを選びましょう。レバレッジが高いほどハイリターンを狙えるだけでなく、同じロット数でも必要証拠金が少なくなるため、証拠金維持率が高くなりロスカットが発生しにくくなります。
なお、レバレッジは取引銘柄ごとに異なるため、取引する予定の銘柄のレバレッジを個別に確認しましょう。
デイトレードにおすすめの海外FX業者ランキングTOP3
デイトレードと相性の良いおすすめの海外FX業者ランキングTOP3は「Exness(エクスネス)」「ThreeTrader(スリートレーダー)」、「HF Markets(エイチエフ マーケッツ)」です。
各ブローカーがおすすめの理由をご紹介しますので、デイトレードをするブローカーをお探しの方はぜひご参考ください。
ThreeTrader(スリートレーダー)は、スプレッドの狭さを重視したいデイトレーダーに最適な海外FX業者です。取引手数料が往復4ドルと非常に低いことで、FX通貨ペアにおいて業界トップクラスのスプレッドを実現しています。
例えばユーロドルは0.4pips、ドル円は0.6pipsと、他のブローカーの低スプレッド口座の平均的な水準の半分程度のスプレッドです。とにかくスプレッドによる取引コストを極限まで抑えたい方は、ThreeTraderがファーストチョイスになるでしょう。
ThreeTraderは口座残高による制限のない最大500倍レバレッジを採用しているため、口座残高が増えてもレバレッジ制限を受けないことも大きなメリットです。
ThreeTraderの実質スプレッド:メジャー通貨ペア
口座タイプ | EURUSD | USDJPY | GBPUSD | AUDUSD |
Raw ゼロ |
0.4pips | 0.6pips | 0.8pips | 1.1pips |
Raw ゼロ |
|
EURUSD | 0.4pips |
USDJPY | 0.6pips |
GBPUSD | 0.8pips |
AUDUSD | 1.1pips |
- 業界最高の無制限レバレッジ
- ほとんどの銘柄でトップクラスのスプレッドを提供
- ドル円平均スプレッド0.6pips
- 早朝のスプレッドが拡大しやすい
- スワップフリーを提供
- 仮想通貨取引の環境が優れている
Exness(エクスネス)は、レバレッジを効かせたデイトレードをしたい方におすすめの海外FX業者です。
Exnessは業界で最高のレバレッジである「無制限レバレッジ」を提供しており、ごくわずかな資金でも無制限にポジションを持つことができます。Exnessの無制限レバレッジは、以下の条件を満たしていればどの口座タイプでも使えます。
Exness無制限レバレッジ条件
- 往復5ロット以上の取引をすること
- 往復10回以上の取引回数を満たしていること
- 口座残高1,000ドル未満
Exnessはスプレッドも非常に狭く、FX通貨ペア全般を業界トップクラスのスプレッドで取引可能です。さらに貴金属、エネルギー銘柄といったCFDでも極めて狭いスプレッドを提供しています。
ただし、Exnessは早朝のスプレッドの拡大や、市場の動きが激しい時の約定拒否(リクオート)が報告されています。また、指標発表時のレバレッジ制限などがあるため、取引のタイミングにご注意ください。
Exnessの実質スプレッド:メジャー通貨ペア
- レバレッジ最大2,000倍
- プロ口座のスプレッドが狭い
- 全365種類の銘柄を取引できる
- 一部スワップフリー
- ボーナス口座あり
HF Markets(エイチエフ マーケッツ)のプロ口座では、EURUSDやUSDJPYなどの人気FX通貨ペアを、非常に狭いスプレッドで取引できます。また、HF Marketsのプロ口座は約定力が高いため注文がスムーズに通りやすく、狙ったタイミングや価格での取引が可能です。
HF Marketsのプロ口座は全365銘柄を取引することができ、多くの銘柄をチェックしてトレードチャンスを狙うことができます。
レバレッジも2,000倍とトップクラスであり、少額資金からの取引にも非常に向いています。さらに、HF Marketsはボーナス専用口座「Top-Upボーナス口座」も提供しており、口座を切り替えることで、ボーナスを活用した取引もお楽しみいただけます。
HF Marketsrの実質スプレッド:メジャー通貨ペア
海外FXのデイトレードに最適な環境は総合的に選ぶ
海外FX業者でのデイトレードには、ハイレバレッジによって少額資金で取引しやすい、ゼロカットで口座残高を超える損失が発生しないといったメリットがあります。
海外FX業者を選ぶ際には、まず安全性に目を向けることが重要です。取引条件面では、基本的にはスプレッドが狭いブローカーがデイトレードに有利です。スプレッドを重視しつつ、レバレッジなど他の取引条件にも着目して、自分のスタイルにマッチしたブローカーを選びましょう。
ぜひ本記事でご紹介したデイトレードと相性の良い口座を参考に、デイトレードを始めてみてください。