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独自サービスを展開するBigBoss(ビッグボス)は2022年7月12日、新たにエキゾチック通貨ペア10種類を追加しました。エキゾチック通貨ペアは、高金利通貨などハイリスクハイリターンな銘柄が多いことが特徴です。
また、新規通貨ペア追加にともないFX通貨ペアグループの再編成が行われました。一部銘柄のレバレッジや最大ロットなど取引条件が変更されています。
その他、「CFD銘柄のシンボル名が分かりにくい」というユーザーの声に応え、決済通貨が追加された新シンボル名に変更しました。
当記事では、BigBossが2022年7月12日に行った3つの変更点についてそれぞれ解説します。
この記事の目次
エキゾチック通貨ペアを10銘柄追加
BigBoss(ビッグボス)では、これまで要望の多かったエキゾチック通貨ペアを10銘柄追加しました。新規追加される銘柄は、高金利通貨として有名なメキシコペソやトルコリラ、南アフリカランドから、北欧通貨、アジア通貨など様々です。
また、新規追加された銘柄は、「FXExiotic」というBigBossの新たなFX通貨グループに所属します。
新規追加される10通貨ペアはドルストレートとクロス円に大別することができます。追加される銘柄は以下の通りです。
ドルストレート
通貨コード | 銘柄名 |
USD/MXN | 米ドル/メキシコペソ |
USD/NOK | 米ドル/ノルウェー・クローネ |
USD/SEK | 米ドル/スウェーデン・クローナ |
クロス円
通貨コード | 銘柄名 |
CNH/JPY | 中国人民元/円 |
HKD/JPY | 香港ドル/円 |
MXN/JPY | メキシコペソ/円 |
NOK/JPY | ノルウェー・クローネ/円 |
SGD/JPY | シンガポールドル/円 |
TRY/JPY | トルコリラ/円 |
ZAR/JPY | 南アフリカランド/円 |
続いて、各通貨の特徴を確認していきましょう。
スウェーデン・クローナ
スウェーデンはEU加盟国でありながらユーロを導入せず、独自通貨「スウェーデン・クローナ」を使用しています。
主要産業は自動車や機械などの製造業で、自動車メーカーのVOLVOや電子機器メーカーのエリクソンといった世界的にも有名な企業を生み出しています。欧州諸国との貿易依存度が高く、ユーロとの相関性が高い通貨です。
ノルウェー・クローネ
ノルウェーはEU非加盟国で、自国通貨「ノルウェー・クローネ」が使用されています。ノルウェーの主要産業は天然ガスや石油の生産で、輸出額の半分以上を占めています。
したがって、ノルウェー・クローネは資源国通貨に位置づけられ、資源価格に影響されやすいと言えるでしょう。また、ノルウェー・クローネに関しても欧州諸国との経済的結びつきが強いため、ユーロとの相関性も高い通貨です。
メキシコペソ
メキシコは鉱物資源や石油、天然ガスなどの資源が豊富な国で、メキシコペソは資源国通貨のひとつとして知られています。
また、メキシコはアメリカと隣接しているため、アメリカ経済との結びつきが強い国でもあります。したがって、原油や資源価格の動向、アメリカの景気動向に敏感に反応します。
トルコリラ
トルコリラは高金利通貨であるため、高いスワップポイントが魅力のひとつにあげられます。
しかし、経常収支は慢性的に赤字状態で、トルコリラ安が継続しています。トルコリラの買いで得られるスワップポイント以上の含み損を抱える危険性もある通貨です。
南アフリカランド
南アフリカは金やダイヤモンド、プラチナなどの鉱物資源が豊富な国で、南アフリカランドは資源国通貨に位置づけられる通貨です。
南アフリカランドは高金利通貨でありスワップポイントが魅力ですが、恒常的な経常赤字国でもあり、政治的にも安定していません。また世界の通貨の中でも、特にボラティリティが高い通貨です。
中国人民元
中国人民元には中国本土内で取引されるオンショア人民元と、中国本土外で取引されるオフショア人民元の2種類があります。BigBossで取引できるのはオフショア人民元です。
中国のGDPはアメリカに次いで世界第2位に位置しており、投資対象としての将来性もある通貨といえるでしょう。中国の政策金利は2016年から4.35%と高い水準を維持しており、スワップポイント運用先通貨としての魅力も兼ね備えています。
香港ドル
香港ドルはドルペッグ制を採用している通貨であり、価格は米ドルと連動しています。一方で、中国人民元の価格変動が香港ドルの値動きに影響を及ぼすこともあります。
2国からの影響を受けるため、香港ドルの取引は米国経済指標とともに中国の経済指標にも注意する必要があります。
シンガポールドル
シンガポールドルは、通貨バスケット方式による、管理変動相場制を採用しています。
通貨バスケット方式の管理変動相場制では、様々な国の通貨に自国の為替レートを連動させるとともに、価格の変動幅が一定の範囲内に収まるよう管理・運営されています。したがって、価格の安定性は高い通貨です。
通貨ペアの新規追加にともないFX通貨ペアグループを再編成
通貨ペアの新規追加とともに、FX通貨ペアグループの再編成が行われました。再編成により、BigBoss(ビッグボス)のFX通貨ペアグループは以下の3グループに増えています。
- FXMajor(メジャー通貨)
- FXMinor(マイナー通貨)
- 新:FXExotic(エキゾチック通貨)
なお、今回新規追加された10通貨ペアは、すべてFXExoticグループに所属します。
取引条件の変更
FX通貨ペアグループの再編成に伴って、各グループの最大レバレッジ、最大取引ロット数が変更されました。具体的には以下の通りです。
FX通貨ペアグループの再編成により変更された取引条件
グループ | 最大レバレッジ | 最大取引ロット数 |
FX Major | 999倍(※1) | 50ロット |
FX Minor | 50倍→100倍(※2) | 5ロット→20ロット |
(新)FX Exotic | 50倍(※2) | 5ロット |
最大レバレッジ | |
FX Major | 999倍(※1) |
FX Minor | 50倍→100倍(※2) |
(新)FX Exotic | 50倍(※2) |
最大取引ロット数 | |
FX Major | 50ロット |
FX Minor | 5ロット→20ロット |
(新)FX Exotic | 5ロット |
- 口座残高による変動制
- 固定レバレッジ
新設されたFXExoticグループでは、最大レバレッジ50倍、最大ロット数5ロットが利用可能です。この条件は旧FXMinorグループと同じです。
FXMinorグループは、旧FXMinorグループの取引条件から最大レバレッジが50倍から100倍、最大ロットは5ロットから20ロットに引き上げられました。
最大レバレッジが下がる銘柄がある
ほとんどの銘柄のレバレッジは据え置きもしくは上がっていますが、唯一FX MajorグループからFXMinorグループへ所属変更された8通貨ペアは、レバレッジが引き下げられます。該当する銘柄は、最大レバレッジが999倍から最大100倍と一気に下がるため、必要証拠金が多くなることに注意しましょう。
BigBossには「スタンダード口座」「プロスプレッド口座」の2種類の口座タイプ(仮想通貨専用のFOCREX口座を除く)がありますが、最大レバレッジの違いはありません。ですので、どちらを選んでいただいても各グループは上記のレバレッジ通りに取引できます。
所属グループが変更された銘柄
通貨ペアグループの増設により、BigBoss(ビッグボス)の一部銘柄の所属グループが変更されています。
所属が変更になった銘柄
- FXMajorグループの8銘柄がFXMinorグループへ所属変更
- FXMinorグループの5銘柄がFXExoticグループへ所属変更
グループの所属変更が行われた通貨ペアの詳細を確認していきましょう。
FXMajorグループからFXMinorグループになった通貨ペア
FXMajorグループからFXMinorグループに所属変更された通貨ペアは、以下の通りです。
通貨コード | 銘柄名 |
EUR/CHF | ユーロ/スイスフラン |
EUR/CAD | ユーロ/カナダドル |
EUR/NZD | ユーロ/ニュージーランドドル |
GBP/CHF | ポンド/スイスフラン |
AUD/CHF | 豪ドル/スイスフラン |
AUD/NZD | 豪ドル/ニュージーランドドル |
CAD/CHF | カナダドル/スイスフラン |
NZD/CAD | ニュージーランドドル/カナダドル |
いずれもボラティリティの高い通貨が絡むクロス通貨です。上記10通貨ペアは、これまで最大999倍だったレバレッジが最大100倍に変わり、保有できるロット数は50ロットから20ロットに制限されます。
FXMinorグループからFXExoticグループになった通貨ペア
FXMinorグループからFXExoticグループへ所属変更された通貨ペアは、以下の通りです。
通貨コード | 銘柄名 |
USD/HKD | 米ドル/香港ドル |
USD/RUB | 米ドル/ロシアルーブル |
USD/SGD | 米ドル/シンガポールドル |
USD/TRY | 米ドル/トルコリラ |
USD/ZAR | 米ドル/南アフリカランド |
ハイリスクな通貨が絡む通貨ペアがFXExioticに所属変更されています。なお、FXExoticグループの取引条件は旧FXminorと同じですので、上記銘柄はこれまで通り取引することができます。
CFD銘柄名に決済通貨を追加
BigBoss(ビッグボス)ではユーザーの利便性を図るため、CFD銘柄名を決済通貨を追加した新名称に変更しました。
2つの国の通貨を組み合わせた通貨ペアのうち、左側の通貨を基軸通貨、右側の通貨を決済通貨と呼びます。決済通貨は左側の基軸通貨を決済するために使う通貨で、取引で発生した損益は決済通貨で発生します。例えば、米ドル/ユーロを取引して利益が発生した場合、決済通貨はユーロなので、ユーロ建てでの利益になります。CFD銘柄の場合も同じで、GOLD/USDであればUSDが決済通貨であり、GOLDを米ドルで決済して、米ドル建ての損益になります。
これまでのBigBossのCFD銘柄には、一部銘柄しか決済通貨名が表記されていなかったため、取引時にわかりにくいとの声が多く寄せられていました。
新シンボル表記では、CFD銘柄の右側に決済通貨名が表記され分かりやすくなっています。また、XAUがGOLDに、UKBrentがOILUKに変わるなど、商品の内容が一目で分かりやすくなりました。
旧シンボル名と新シンボル名は以下の通りです。
旧シンボル名と新シンボル名
旧シンボル名 | 新シンボル名 | |
貴金属 | XAU/USD | GOLD/USD |
XAG/USD | SILVER/USD | |
株価指数 | WS30 | DOW30/USD |
SPX | SP500/USD | |
NDX | NASDAQ/USD | |
N225 | N225/JPY | |
UK100 | UK100/GBP | |
GER30 | DAX40/EUR | |
HSI | HSI50/HKD | |
エネルギー | USCrude | OILWTI/USD |
UKBrent | OILUK/USD |
貴金属 | |
旧シンボル名 | XAU/USD |
XAG/USD | |
新シンボル名 | GOLD/USD |
SILVER/USD | |
株価指数 | |
旧シンボル名 | WS30 |
SPX | |
NDX | |
N225 | |
UK100 | |
GER30 | |
HSI | |
新シンボル名 | DOW30/USD |
SP500/USD | |
NASDAQ/USD | |
N225/JPY | |
UK100/GBP | |
DAX40/EUR | |
HSI50/HKD | |
エネルギー | |
旧シンボル名 | USCrude |
UKBrent | |
新シンボル名 | OILWTI/USD |
OILUK/USD |
CFD銘柄の価格は決済通貨の影響を大きく受けますので、一目で決済通貨が分かるようになったことで取引の利便性が高まったと言えるでしょう。
CFD銘柄名変更の移行日程
現行のCFD11銘柄に関しては、以下の日程で新体制へと移行します。
CFD銘柄の移行日程
2022年7月12日 | 新シンボル名のCFD銘柄を追加 |
---|---|
2022年7月29日 | 旧シンボル名新規注文の停止 |
2022年8月12日 | 旧シンボル名銘柄の廃止 |
ユーザーファーストの改善を積極的に行うBigBoss
BigBoss(ビッグボス)は、今回の改善に限らずユーザーの声を積極的に拾って積極的に改善を行ってきています。最近行われた主なアップデートを見てみましょう。
ボーナスポイントプログラムの開始
BigBoss(ビッグボス)は、これまで提供していた「取引ボーナス」を廃止し、より条件の優れるボーナスポイントプログラムを開始しました。
取引ボーナスとボーナスポイントプログラムの違いは以下の通りです。
ボーナスポイントプログラムと取引ボーナスの比較
ボーナスポイントプログラム | 取引ボーナス | |
対象商品 | 全ての商品 | Forex、仮想通貨(暗号資産)、CFD |
ポイント反映 | 毎日 | 1週間ごと |
取引ロットの端数 | カウント | 含まない(1ロット未満の取引は切り捨て) |
ボーナスを付与する 口座の選択 |
可能 | 不可 |
ボーナスポイントプログラム | |
対象商品 | 全ての商品 |
ポイント反映 | 毎日 |
取引ロットの端数 | カウント |
ボーナスを付与する 口座の選択 |
可能 |
取引ボーナス | |
対象商品 | Forex、仮想通貨(暗号資産)、CFD |
ポイント反映 | 1週間ごと |
取引ロットの端数 | 含まない(1ロット未満の取引は切り捨て) |
ボーナスを付与する 口座の選択 |
不可 |
ポイントプログラムへのアップデートで全ての商品にボーナスがつくようになり、ポイントが毎日反映されるようになりました。
また、旧取引ボーナスでは1ロット未満の取引は切り捨てられていましたが、ボーナスポイントプログラムでは繰り越してカウントされます。
その他、ボーナスを付与する口座の選択ができるようになったため、取引していない口座にもボーナスが付与するといったことが可能になっています。
公式モバイル取引プラットフォームをリリース
BigBoss(ビッグボス)は2022年4月に、BigBossの独自開発取引プラットフォーム「BigBoss QuickOrder」をリリースしました。
BigBoss QuickOrderは、これまでのスマホ版取引プラットフォームの不満点を多く改善し、チャートのカスタマイズ性や操作のシンプルさなど、操作性の高さが特徴です。
各CFD銘柄の取引改善
BigBoss(ビッグボス)は、ユーザーの要望に応えてCFD銘柄の取引条件も定期的に改善しています。
2022年1月10日には、株式指数CFD、貴金属CFD、エネルギーCFDの全銘柄のスプレッドを縮小しました。特にゴールドのスプレッドは10pips前後から2.0pipsから4.0pipsに大幅に縮小し、Exness(エクスネス)やTitan FX(タイタン FX)と同等の水準になりました。
また、仮想通貨CFDに関しても2021年後半から継続して改善しており、「最大50倍のレバレッジに引き上げ」、「21種類の仮想通貨CFDの追加」、「取引手数料の廃止」を行いました。
ユーザーの声を実現するブローカーBigBoss
BigBoss(ビッグボス)は2022年7月12日、ユーザーの要望を反映し、銘柄の新規追加、CFD銘柄の銘柄名変更を行いました。
グループ再編や移行による注意点がいくつかありますが、基本的にはこれまでよりも取引の幅が広がりますので、BigBossのトレード体験はより良いものになることでしょう。
BigBossでは、これまでもユーザーの声を吸い上げ、ユーザーの求めるサービスを実現させてきました。
今後のBigBossの進化に期待できますね。